鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第81話 永遠の命、その終わり ページ45

目を覚ましたAは
念の為アオイに診察してもらうことに




アオイ「経過は順調ですね笑
今のところは問題はなさそうです」


貴方「世話になったな」


アオイ「お気になさらず！
ですが、これは私飲みた限りですが…」


貴方「なんだ？」


アオイ「A様、今後はあまり
大怪我はなさらない方が良いと思います」


貴方「……聞かせてくれ」


アオイ「はい、あなたの体はまだ鬼です
しかし、今回の戦いでかなり血を失ったことにより、人間に近づいているかも知れません」


貴方「！？」




ワシが人間に？




アオイ「ですが、まだこれは憶測です
胡蝶様だったらもっと詳しく調べることが
出来たでしょうが……」


貴方「……そう、か」


アオイ「すみません
私ができることはここまでですっ」


貴方「アオイ、大丈夫だ
ワシは嬉しいんだ」


アオイ「え？」


貴方「あれから千年以上生きてきた
愛する人とも一緒にときを過ごすことも
出来なかった…

ワシはいつも独りだった
ワシはこの体が憎かった…



だが、今回の戦いで救えた命、
そして、守りたい人が沢山できた(微笑」



優しく微笑むA



貴方「ワシはみんなと共に時を過ごせるのだな」


アオイ「……そうですね笑」




ガラッ



部屋に戻るA


庭に桜が揺れる様子を見つめながら歩く



やっと



やっとだ





杏寿郎「どうだったA？」


貴方「問題ない笑」



お主と共にいられる



宇髄「おう！お前ら！今日は宴にするぞ
派手におめかししてこいよ！」


貴方「フフ、宇髄は相変わらずだな笑」


杏寿郎「Aのあとで話があるんだがいいか？」


貴方「今ではダメなのか？」


杏寿郎「すまない、今はダメだ」


貴方「わかった」





ー




夜になり屋敷は宴で盛り上がっていた

後から御館様たちも参加し、
更に盛り上がった



貴方「お久しぶりです御館様」


御館様「目を覚ましたようで良かった
それに私はもう御館様ではありませんよ笑」


貴方「申し訳ない、つい笑」




産屋敷の方々も大きくなられたな
これからは寿命に気にせず、
ゆっくりと生きられるであろう



深夜をまわろうとした頃



杏寿郎「A！」


貴方「どうした？杏寿郎」




突然大きな声をだす杏寿郎


皆が一斉に杏寿郎とAの方を見る

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