鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第77話 朝日は心地いい ページ41

周囲を見渡すとワシと
炭治郎を囲むように

隠しの人たちや柱、
そして隊のものがいた



太陽の暖かい日差しが体を包む



貴方「無惨は？どうなったの？」


杏寿郎「消えたよ、俺たちは勝ったんだ笑」


貴方「…夢を見ていたよ
でも、もういいか。ワシらは勝ったんだな笑」



無惨は消滅したのになぜだ
どこかスッキリしないようなこの感じ


夢のせいか？いや少し違う



貴方「炭治郎は？無事なのか？」



杏寿郎の顔は固まった



貴方「どうした？」


杏寿郎「竈門少年は…」



顔を炭治郎の方に向け、姿を確認する



杏寿郎「…君達がで無惨の体内から
出てきた時にはもう…っ」


貴方「…そんなっ……」



Aはボロボロの体を無理やり起こし
炭治郎の元へ歩き出した



杏寿郎「A！無理に動くな！
まだ完全に身体が再生しきってないんだぞ！」



杏寿郎の言葉を無視し、
炭治郎の元へ近付くA


片腕を無くした冨岡の隣に一緒に座り込んだ



冨岡「っ…炭治郎、俺はまた守れなかったっ」


貴方「炭治郎……おい、起きろ…もう朝だぞ？」



剣を握ったまま呼吸の無い炭治郎

夢だと何度も思い込むが
彼の冷えていく体をに触れ、
ああ、これは現実なんだと理解する


杏寿郎「Aっ…」



優しくAの後ろから抱きしめる杏寿郎

Aは涙を流し、呆然としていた




ピクッ




冨岡「…？」



ビキッ、スー…



炭治郎の顔にあった痣が徐々に引き始めた



杏寿郎「か、竈門少年？」


冨岡「炭治郎…？」


貴方「え……」




ビキッ！！



無くした腕が突如生えた


隠「え？炭治郎の腕が……」


冨岡「まずいっ！！汗」



冨岡は咄嗟に隠を炭治郎から遠ざけた



炭治郎「…」


炭治郎は左腕で冨岡を襲おうとした



貴方「やめろ！！炭治郎！！」



Aは炭治郎を押さえつけた



貴方(くっ！！この力人間の力じゃない！！)


炭治郎「うっ…うがああああああ！！」


暴れ出す炭治郎


貴方「鬼化が進んでいる！！
動ける隊の者！柱誰でもいい！！

炭治郎が鬼になった！
彼にダメを殺させては駄目だ！」


杏寿郎「竈門少年！！俺が分からないのか！」



Aが抑えるが全く歯が立たない
杏寿郎と冨岡が応戦するが、
まるで無惨と戦っているようだった




そこへ




「お兄ちゃん！！！」


「炭治郎！！」

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