鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第63話 杏寿郎にはお見通し ページ24

動ける隊士や柱は無惨の元へ向かった
途中、伊黒と甘露寺と交流し

まだ倒されていない上弦の肆と戦うため、
御館様の作戦を待っていた



貴方「怪我をしている隊士は
ワシの元へこい！傷の手当をする！」


杏寿郎「A！あまり無茶はするな！」


貴方「これぐらい大丈夫だ
それにあの無惨と戦うんだ。
戦力は多いがいいだろう？」


杏寿郎「しかし……」


貴方「あの時のようなヘマはしないさ笑
心配してくれてありがとう」


杏寿郎「……」



Aはニコリと笑っているが、
その額には汗が流れていた



杏寿郎(笑って誤魔化しているが、
相当消耗しているはずだ。

なにか俺に出来ることは無いのか？)


隊士の怪我を治したあとAは
どこかの部屋で座り込んだ


貴方(少し疲れたな、、
先の戦いでかなりの血を使ったからな
それに腹も減っているな
鬼の死骸でもあれば助かるのだが…)


杏寿郎「A！作戦が決まった！
大丈夫か？立てそうか？」


貴方「ああ、大丈夫だ」


杏寿郎「A俺の前では我慢しなくていい」


貴方「！！」


杏寿郎「相当血を流したんだ、
腹が減ってるのではないか？」


貴方「そ、それは……」


杏寿郎「俺の血を飲んでくれA
少しは食の足しになるだろう？笑」


貴方「何を言っている！？
お前も怪我をしているではないか？汗
それに貧血にでもなって戦闘中に支障が汗」



杏寿郎「A」


貴方「っ……」


杏寿郎「俺は死ぬつもりは無い
これからも君と生きたいんだ
だから、飲んでくれ笑」


貴方「バカっ/////」


杏寿郎「君のためなら俺はなんでもするさ笑」


ぎゅっとAを抱きしめる杏寿郎


貴方「いただきますっ…ｶﾞﾘｯ」



ビクッと杏寿郎の体が反応した


Aは杏寿郎の首に噛みつき、血を飲む
喉を鳴らし、杏寿郎の暖かい血が
どんどんAの中に入っていく


貴方(この血……美味しい/////)


酔ってしまいそうな味がする


杏寿郎「もういいのか？」


貴方「ああ、これだけで十分だ
ありがとう杏寿郎……微笑」


杏寿郎「うむ！笑」







悲鳴嶼「我々は鬼舞辻無惨の元へ
ほかの隊は上弦の鬼の元へ頼む」


「はい！！」




貴方「いよいよだな」


杏寿郎「うむ！」




巌勝を倒した後





「……“A、、幸せにな”……」





巌勝がワシに言ったような気がした

ああ、幸せなってみせるよ
いつかまたどこかでお前に会えるといいな






貴方「鬼舞辻無惨、絶対にお前を倒す」

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