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2日目 ページ2

悟side

物心ついた時から稽古や術式についての学びばかりで、代わり映えのない日々に、幼いながらにこの家は”クソ”だと、同世代であろう子達が外で無邪気に走り回ってるのを横目に、そう思っていた。

でも、だからといって、今ここで家出をしてもどうせ捕まって今以上に稽古や縛りが厳しくなるのは目に見えていたし、これ以上縛りを増やされては面倒なため、何かしらの行動に移すことはしなかった。

この退屈な日常を抜け出そうと、日々、試行錯誤していた時の事だった。

5歳になったばかりの頃、クソ親父が仲良くしろと連れてきた、Aと出会ってからは、世界が変わった錯覚に陥るような、そんな感覚がした。

色褪せた日常に色がたされたのは、俺が5歳の頃だった。

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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年3月2日 16時

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