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ぼーっとしずの帰りを待ってると、ガチャりとドアが開いた。
静奈「もー…おにぃ達が見てるからやりずらかった!」
功一「しょうがねぇだろ、それ…っつか、行成は?」
静奈「帰ったよー」
「しず、泣いたの?」
静奈「泣けないよ!最後はもう嘘泣きだよ。それで戸神さん納得して、料理長と一緒に築地に素材探しに行くって」
泰輔「戸神さん?」
泰にぃの驚いた声に一度は不思議そうな表情をしたけど…ほんの少し"やばい"という表情に変わった。
静奈「あぁ…今戸神さんっていった?私。ごめんごめん、2人でいるときそう呼んでるから…」
そういったしずの様子に違和感を覚えたのは…私だけではないはず。
静奈「何?…どうかした?」
泰輔「いや…」
曖昧な泰にぃはおにぃを叩く。
叩かれたおにぃは真剣な顔でしずを見つめた。
功一「今日はお疲れ」
静奈「何?笑 なんだよ、気持ち悪いな〜笑
ごめん、おにぃ。スウェット貸して?」
何か言いたげな表情の泰にぃだけど、しずが着替え始めようとすると2人して後ろを向く。
泰輔「静奈!A!」
静奈「ん?」
「なに…?」
急な真剣な声に…少し戸惑う。
泰輔「スウェット着終わったら、兄貴から大事な話があるから」
静奈「うん、何?」
功一「い、いいから…早く着替えな」
おにぃ達の緊張感と私としずに言う大事な話。
「そんなの…あれしかないよね、」
静奈「履いたよ、何?…なによ〜、シー疲れたんだけどぉ」
そういって布団に潜り込むしず。
静奈「A、おいでよ」
「え〜私さっきまで寝てたんだけど…」
静奈「いいからいいから!笑」
もそもそとしずの隣に入り込む。
静奈「っで、おにぃ話は?」
功一「いや、…いいよ。おやすみ」
静奈「なにそれ笑 おやすみ」
「おやすみ、」
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2017年12月11日 22時
