_ ページ29
「..唯月がどれだけ努力してたとか..どれだけモデルになりたかったのか、私達は知ってるよ」
友達だから。
親友だから。
「そんな唯月を..笑うような人達だっけ?」
私、涼音、愛華を見ると、弱々しく首を横に振った。
「戻ってみてもいいんだよ。
私達は待ってるし..一緒に頑張るから」
先走りすぎなんだよ、馬鹿。
そう言って唯月を抱きしめると、肩が唯月の涙で濡れた。
唯月「あんただけには言われたくないしッ..」
泣いてても、唯月様は健在なんですね。
少し決心したような唯月が、私から離れて何かを床に叩きつけるように投げた。
それは唯月が大事にしてたネックレスだった。
諏訪「喜志からは何も聞かされてないけど..気になって開けてみたらこれが入って、多分..重要な何かだと思う」
出てきたUSBを拾い上げる先生。
柊「お前の思い..受け取ったからな」
唯月はその言葉にまた涙を零した。
逢沢「これは..?」
柊「フェイク動画の顧客リストだ。
この中に、景山を、陥れようとした人物がいる」
何かを見つけた先生がその場を離れた。
茅野「ちょっと待って..これ見て!!」
入れ替わりに画面を覗き込んだ茅野が声を上げた。
「..嘘でしょ..」
柊「これで少しは気持ちが変わってくれたかな?
まぁ勿論、そのリストだけじゃ証拠にならないし、だ背後には大きな力が働いてるかもしれない。
でも、だからこそ、ここで退く訳には行かないんだ。
景山の死を無駄にしない為にも..
もう二度と、景山のような犠牲者を出さない為にも、俺に..協力してくれないか?」
瀬尾「..さっき先生が言ってたの..迷って、もがいて、駄目だった時。
傷つくどころか手遅れになるんじゃないかって。
"犯罪者"のレッテルを貼られて、普通の道を歩けなくなるんじゃないかって..」
柊「そんなことにはさせない!!
全ての責任は俺が持つ」
兵頭「口ではなんとでも言えるよな」
柊「だったら..これから証明してやる。」
629人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ikumina4(プロフ) - mori48360616さん» ああありがとうございます!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: 9fb0864149 (このIDを非表示/違反報告)
mori48360616(プロフ) - 石川くんじゃなくて石倉くんですよ!いつも読ませて頂いてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 907c0ca260 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月19日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2019年3月17日 23時