星が綺麗ですね ページ28
『しょっぴーたち遅いな』
｢何時間サウナ入ってんの…｣
『先、テント戻っとく？』
｢えっ、うん…！｣
待てども待てども
翔太たちがお風呂から上がってこないので
メッセージを入れて、先に出ることにした。
「やっぱ街中とは空気違うよね」
『うん、自然の匂いがする』
蓮くんがそう言うので
空を仰いで匂いを感じようとすると
満天の星空が広がっていた
「わぁ…！星！！綺麗！！！」
『…本当だ、綺麗だね』
「こんなのプラネタリウムでしか見たことない！」
『ちょっと田舎に来れば
こんなにも見えるもんなんだな』
あまりの美しさに感動して
思わず2人で立ち止まって
しばらく空を見上げていた
すると、星でいっぱいの夜空に
スッと一筋の光が零れ落ちた
「えっ、今の…」
『見た！？』
A・目黒「流れ星！だよね！？」
「…あははっ、ハモった！」
『俺、流れ星初めて見た』
「私も！…あ！待って！
願い事するの忘れてた！」
『あーあ』
「え、蓮くんは願い事できたの？」
『ちゃんとしたよ』
「なにお願いしたの？」
『秘密』
「教えてくれたっていいじゃん！
一緒に流れ星見た仲だよ！？」
『絶対教えなーい』
蓮くんは、ニヤっと笑みを浮かべる
「ずるい…！
私もお願い事したかった！」
『Aなら、なんて願う？』
「そりゃもちろん！
“蓮くんと結婚できますように♡”
一択でしょ！」
『言うと思った』
「じゃあ聞かないでよ！」
『あ、』
そう言って、私の後ろ上を指さす
「流れ星！？どこ！？」
『うっそー』
「またからかう！」
『ははっ、Aが騙されすぎなんだよ』
だって、好きな人が言うことなんて
当たり前に信じるに決まってるじゃん！
私ばっかり…
悔しい…！
「あ！流れ星！」
『マジ！？』
「うっそぴょ〜ん」
『…やりやがったな』
「私だって、いつまでも
騙されっぱなしってわけにはいかないからね！」
『覚えてろよ』
「もう騙されません〜」
いつの間にか
スッピンを気にしてたことなんて忘れて
素で蓮くんと話して笑い合っていた
「てか蓮くん」
『なに？』
「流れ星にお願いするのって、
口に出して3回唱えないと意味ないからね」
『え、マジ？』
「これはマジ」
『叶わないじゃん』
「残念でしたー！」
拝啓 流れ星様
願い事が叶うってのが本当なら
蓮くんと結婚…！は、無理でも
どうかせめて、蓮くんとこうやって
いつまでも笑っていられますように
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 566人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hana(プロフ) - あまつかくらげさん» コメントありがとうございます！尊敬だなんて…とても嬉しいお言葉も本当にありがとうございます(T_T)とっても励みになります！これからも楽しんでいただけるようなお話しを描けるように頑張ります☺︎ (3月28日 22時) (
レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかくらげ(プロフ) - ラブコメを書ける主様、本当に尊敬します、。とても面白くて見つけたとき一気見してしまいました。これからも更新楽しみにしてます(^_^)☆ (3月28日 11時) (レス) @page13 id: 45ef6bf065 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - 小袖さん» コメントありがとうございます☺︎そう言っていただけて本当に嬉しいです>_<！ (3月27日 0時) (レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！2人の攻防戦永遠に見てられます(笑) (3月26日 21時) (レス) @page11 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - お京さん» コメントありがとうございます！オリジナルタグ、間違えてそのままになってしまっていました(T_T)訂正致しました。お教え頂きありがとうございます！これからも楽しく読んでいただけるよう頑張ります☺︎ (3月22日 1時) (レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hana | 作成日時：2024年3月21日 23時
