隠し子？ ページ11
「全然上手くいかない〜進展がない〜」
バイト終わりに翔太と一緒に帰りながら
いつまでも変わらない蓮くんとの関係性に嘆く
「はぁ、蓮くん…会いたい…」
渡辺「さっきまで学校で一緒だったじゃん」
「毎日24時間は会ってたい」
渡辺「それずっとじゃん、ってあれ…」
急に翔太が立ち止まった
「なに？」
渡辺「あれ、めめじゃね？」
そう指さした先には…
「会いたすぎて幻覚見えてる？」
渡辺「たぶん本物だろ」
「れ、蓮くーん！」
横断歩道越しに大声で呼び止めると
蓮くんは振り返った
「…え？」
大きな蓮くんの影から
小さな女の子が顔を覗かせる
「か、隠し子…！？」
渡辺「いや、まさか…
そのまさかのまさか！？」
「ありえない！
浮気してたの？
どこの女との子なの？
子どもいるとか聞いてない！
信じられない！
もう人間不信だよ」
渡辺「おおお落ち着け！
やっぱり俺たちの幻覚かもしれねぇだろ！」
「いや私は見た！
ハッキリ見た！
この目で見た！」
『おぉ、こんなとこで会うとはな』
………
「やっぱり…」
渡辺「幻覚じゃない…」
『は？』
女の子「こんばんは！」
A&渡辺「「こ、こんばんは…」」
『バイト帰り？』
「うん、ってそんなことはどうでもよくて！
この子は…！？」
『………』
すると、蓮くんはバツが悪そうに
『実は………』
とつぶやいた
「か、隠し子いるとか勝ち目ねぇよ…」
渡辺「何歳の時の子？」
『ぶははっ』
「いや笑い事じゃないから」
渡辺「誰との子？」
『いや、違うって！いとこ！』
A&渡辺「「いとこ………？」」
『俺ん家遊びに来てて、一緒に犬の散歩中』
よく見ると、女の子の後ろにワンちゃんもいた
「…っなんだ！それならそうと
最初から言ってよ！」
『ちょっと驚かせようと思ったら
2人して早とちりするんだもん』
女の子「お姉ちゃんたち、レンのお友達？」
「わぁ、かわいい…！
私はお友達っていうより将来の奥さんかな？
親戚になったらよろしくね♡」
『おい子どもに変なこと吹き込むな！』
よかった〜〜〜！
本当に子どもいるのかと思って
めちゃくちゃ焦った…
渡辺「まじで隠し子だったらおもろかったのに…」
「翔太！？物騒なこと言わないで！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 566人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hana(プロフ) - あまつかくらげさん» コメントありがとうございます！尊敬だなんて…とても嬉しいお言葉も本当にありがとうございます(T_T)とっても励みになります！これからも楽しんでいただけるようなお話しを描けるように頑張ります☺︎ (3月28日 22時) (
レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかくらげ(プロフ) - ラブコメを書ける主様、本当に尊敬します、。とても面白くて見つけたとき一気見してしまいました。これからも更新楽しみにしてます(^_^)☆ (3月28日 11時) (レス) @page13 id: 45ef6bf065 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - 小袖さん» コメントありがとうございます☺︎そう言っていただけて本当に嬉しいです>_<！ (3月27日 0時) (レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！2人の攻防戦永遠に見てられます(笑) (3月26日 21時) (レス) @page11 id: 85c8a13628 (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - お京さん» コメントありがとうございます！オリジナルタグ、間違えてそのままになってしまっていました(T_T)訂正致しました。お教え頂きありがとうございます！これからも楽しく読んでいただけるよう頑張ります☺︎ (3月22日 1時) (レス) id: 8ec7519566 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hana | 作成日時：2024年3月21日 23時
