守ってください赤井さん！！！3【名探偵コナン】

episode108 ページ18

駅前の大通りを手を繋いで歩くのは、なんか恥ずかしい。あの快斗だと余計にそうだ。顔だけはいいからな…顔だけは。
ショーウィンドウにうつる私たちを見て、顔に熱が集まるのを感じた。
快斗は手近なブティック店に入り込むと、ぐるりと見回して、ドレスを手に取る。

「その…まあ、なんつうか……殺されなかったお祝いに、俺がなんかプレゼントしてやるよ」

「殺されなかったお祝い！？ どんなお祝い！？」

「これなんかいいんじゃねえ？ かわいい」

わたしのツッコミを無視して、ドレスをあてがってくる。
ショッキングピンクのドレスである。肩が大きくあいて、裾にあしらわれたフリルもちょっと派手だ。


「これはちょっと……ゴージャスすぎない？」

「ダメなの？ しょうがねえな。じゃあこれは？」


今度は真っ黒のロングタイトドレス。太ともの付け根あたりまで、大きくスリットが入っている。
………うん、なんとなくこいつの趣味が分かってきた。


「快斗ってこういうセクシー系が好きなんだね」

「たまにはこういうのもいいだろ？ いつもガキくせえ服ばっか着てるからさ」


私は自分の服装を見下ろす。
紺色の無地のワンピースである。赤井さんが買ってきてくれたものだ。あの人は基本、装飾のついた服は洗濯しにくいという理由で買ってくれないので、だいたいこんな感じのシンプルな服になる。


「これ、ガキくさい？」

「……ガキくさいっていうか、質素」

「しっそ……」

「それ、お前が買ったの？」

「違うよ。同居人のすばるさんって人」


すばるさんね、と快斗がなぜか微妙そうな顔をする。どうしたというのだろう。


「そいつさ……男だよな？」

「え、うん。そうだけど？」









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ちなみにどうでもいい話なんですが、安室さんと赤井さんって、どちらの方が人気があるんでしょうか……？

作者は赤井さん推しなんですが、単純に興味があって知りたいな〜と。


こんな絡みとか見たい、などあればコメントでお願いします〜！


赤井さんの夢小説って設定ですが、別に赤井さんじゃなくても大丈夫です〜

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