【wrwrd!】空色の姉。【kn】

3話 にゃあにゃあ。ここにいるよ ページ3

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『……(とりあえず、人に)』


コミュ症を極めた私はものすごく気乗りしないが頑張らくては。さすがにずっとここにいる訳には行かない。



『(いや、でも…ここで野垂れ死にしろという神様のご命令の可能性も…)』









上司にも散々言われてきた。無能無能出来損ない
間に受けるのも馬鹿らしいと友人は言う、






でもだからといってスルーできる程私は強くなかったんだ。


『(泣きながら帰った昨日が懐かしい…)』






どうせ夢だからいつか覚めるだろう


はぁ、とため息を吐いてまた草の上に座って膝を抱えた



前に進もうにも1度座り込んだら足はなかなか立ち上がってくれないから。









ちょんちょん。


『ｯふぁいｯ!?!?』








背中をつつかれる。やめて誰だよ私ビビりなんだよォ…。



振り向くと黒い猫だった。
鼻から尻尾の先まで綺麗に真っ黒な猫









『……ど、したの…？』


さっきの悲鳴が嘘のように声が出なかった




やべぇ私これで今見えてるでかい城の方に行ったら間違いなくコミュ障でいじめられるんじゃないかなぁ。


そんな中、黒猫ちゃんは甘えるように私に擦り寄ってきてこのズダボロ精神を少しだけ和らげてくれた

ええなぁ君、私を君の旅のお供にしてくれないかい？



「…にゃあ、にゃあ、にゃーーーあぁ」




『(…あれ？やっぱあかんー…？)』









.









.









??「ｯおっっったｯ!!!」






『……ｯ!?!?』









(びっくりしすぎて心臓がいたい)
(木の上にいるのは緑フードさん)

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ラッキーカラー

あずきいろ

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