【wrwrd!】空色の姉。【kn】

18話 まてまて。聞いてない ページ18

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その後、シッマと鬱先生はゆっくりと今の私の立場を教えてくれた。





ベットの上で、私を挟んで座って、2人は理解力のない私にも分かるようにゆっくりとたまにおかしく話してくれた


でもたったひとつだけ私が冷や汗びっしょりになった内容






kn「ねーちゃんはな、この国の"姫様"やねん。あ、総統の女って訳ちゃうで？んなの俺が許さんけど」


ut「2年前ぐらいからやね、独立国家のうちは反感買いやすいからねってマンちゃ…外交官と書記長の提案でAねーちゃんは今この我々国と他国を結ぶ平和の証ってことになってるねん。」



「ハッピーシンボルやな！」「そうそうハッピーシンボル。」



いやまってなにそのB級ヒーローの変身アイテムみたいなやつ

聞いてないよおねーちゃんまって。





『ｯむ、無理だよ…わ、私シッマと大ちゃんしかまともに話せんよー…(もう上司に怒られすぎて緊張で話されへん…)』



kn「うん。せやんな、うん。もうええよ。姫なんてならんでええよ。うん。」





シッマはそれだけ言うと私の腰に抱きついてきた

大きなため息が胸に刺さる、ほんとにすんません。



ut「くらぁシッマァ気持ちは分かるが語彙力喪失はまだやめとけぇ？」


『ご、ごめんね、シッマ…私が…あそこ(精神崩壊ブラック企業)にいたばっかりに…』








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ut「ｯ……ふーーー…よし。姫やめよか。」



kn「ねーちゃんはな、これっっっぽっちも悪ないからな…？もっと自分の身体大事にしなあかんやろ〜…？」



そう言って私の腕を摩ってくれるもんだから、いつから私の弟はこんな優男になってしまったんや…お姉ちゃんこわい…






(腕を摩る力がちょっと強いの)


(それは彼らしくて安心する)

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ラッキーカラー

あずきいろ

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