検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:11,326 hit

来訪2 ページ9

sideてつや

Aに対する未練がないかと言われたら、まだ残ってるけど彼女がスタジオに来てくれるのは楽しみだった。

久しぶりに見る彼女は前よりも落ち着いていて、夜職感がだいぶ抜けていた。
虫さんと彼女は仲がとても良さそうで、うまくいってるみたいで少し安心。

ご飯も食べ終わって、ベランダにタバコを吸いに行くと、Aがいた。


て「よっ」


A「スタジオ来ちゃって迷惑じゃなかった?」


て「全然!また会えて嬉しいよ。」


彼女にもらったジッポで火をつける。


A「あ!私があげたジッポ使ってくれてるんだ」


て「使いやすくて、愛用してるよ。Aは電子タバコに変えたんだ?」


前と違って、彼女は電子タバコを吸っていて、俺とのお揃いのジッポは使っていなかった。


A「そうなの。前までは一人暮らしだったから、匂いとかあんまり気にしなかったんだけど、同居人が吸わないから匂いがつかないようにしたくて‥‥」


虫さんのために変えたのか…やっぱり彼女の虫さんへの愛はすごいな


A「東海はもう、てつや以外は吸わないの?」


て「そう、ゆめまるとしばゆーは禁煙中。もう、俺だけだよ、俺も電子タバコに変えよっかな笑」


彼女の横顔は今日もとても綺麗で見惚れていると、彼女が口を開いた。


A「私、てつやと気まずい関係になってもう仲良くできないかと思った。あの日、てつやが背中を押してくれたおかげで今の私がある。本当にありがとう。」



て「俺はせめてAの親友になって、Aのことを支えたい。虫さんと喧嘩したらいつでも、俺のとこおいで笑」



A「もう、親友だよ?なんかあったら、てつやに泣きつくね笑」



そう言って笑う彼女はかわいくて



この子のことをできるだけ近くで見ていたいと思った。

憧れ1→←来訪1



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるか | 作成日時:2020年12月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。