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「Aさんの幼馴染さんですか?」
「…そうだけど、どういう関係?」
「Aさんにはお世話になってます」
それだけ聞くと、相変わらず不機嫌のまま私のもとへ来る。
「俺も、手伝う」
「え、翔太何も出来ないじゃん」
「いいから。何やればいい」
手伝うなんて何処で覚えたのかと思う程何もした事無かったのに、急にそんな事を言う翔太に驚いてしまう。
「いいよ、座っててよ」
「やだ。知らない男と仲良くできるかよ」
「あのさ、少しは愛想良く出来ないの?初対面なのに印象悪いよ」
こんなやり取りを見ている向井くんは少し困っていて、なんだか申し訳なくなる。
「俺も何か手伝いますか?」
「ううん、もう出来るから。ありがとう」
いつもは向かいに座るのに今日ばかりは私の隣に座る翔太と、私の前に座る向井くんの三人でご飯を食べるなんて、自分で提案したくせになんだか不思議な気分になる。
「うまぁ!Aさんて料理も出来るんすね。ほんまに欠点が見つからん!」
「お口に合ったなら良かった」
本当に美味しそうに食べてくれる向井くんを見たら嬉しくてつい笑顔になってしまう。
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バンビ(プロフ) - カレソさん» カレソ様、コメントありがとうございます。感想を頂く事が何より励みになります。最後まで読んで頂きありがとうございました。 (2020年9月20日 20時) (レス) id: 290b31182b (このIDを非表示/違反報告)
カレソ(プロフ) - 完結されていたので一気読みできて最高でした。とにかく胸が締め付けられて涙がちょちょぎれてしまいました。素敵なお話ありがとうございます!今後も応援しております。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: 38540f6201 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ(プロフ) - かなさん» かな様、コメントありがとうございます。もっと皆様に楽しんで頂けるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2020年9月6日 23時) (レス) id: d49da2a08d (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - びっくりするくらい思わせぶりな行動が多いくせになにもこっちには与えてくれない感じが苦しいんですけど好きです!続き楽しみにしています。 (2020年9月6日 22時) (レス) id: d4d46f8c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:バンビ | 作成日時:2020年8月31日 1時