▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

全力少女 ページ11

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そしたら今度はやり方を変えてきた。



あの子は遠くから私を怯えた目で見てくる。
そして伏黒くんにくっ付き、「怖い……」とかなんとか言ってチラチラこっちを見てくる。


あ〜〜〜なるほどそういうのね。めっさダルいやつね。





「いつにも増して伏黒くんの目が死んでる」





多分あれ爆発したら由良由良し出すやつ。



試しに彼らに忍び寄るように近寄ってみる。
彼女は「ひっ！」とバケモノを見たような感じで恐れ慄いた様子。



「演技力は抜群だな」

「何してんですかアンタ」

「今から私をバケモノとして扱ってみて伏黒くん」

「いつも通りって事ですね」



いつもバケモノ呼ばわりされてた事実を知る。



「めぐみくん……っ、ダメ、行こうよぉ。ね？」



「おうラブラブランデブーか。良いね青春を謳歌しろよ若人」

「枯れてんなアンタ」



オッサン呼ばわりされるより胸にきたんだけど。



べいっと彼は彼女の手を払った。
そんなハエ追っ払うような仕草で。

しかし彼女もすぐくっ付いた。小刻みに震えてるというオプション付き。



ハエだな。


あと由良由良すんなよ伏黒くん。







「なんで嫌がられてんのかな私」

「前世であの子殺したんじゃね？」

「よくもまあそんな心にも無いことを思い付くな」



でも確かに前世であの子殺してんならあんな態度取られんのも当然だわ。


しかし気になる。
「イレギュラー」って何だ？





そんなこと考えてグラウンド上にいたら一年が混ざった。

合同だって。つまりそういう事。



「野薔薇、私あの人、」


「くっ付くな。ベタベタされんの嫌いなのよ私」



ぺいっと振り解かれた腕。

一年生あの人除いて同じDNAなのだろうか。



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