サイダー１滴分【ブルーロック】

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うーん、何して待ってようかなとスマホを開けたがゲームをする気分でもなく、なにか動画でも見ようかなーなんて思い、ホラーゲームの実況動画を見始めたが頭になかなか入ってこない。

そして一人でホラーゲームを見たことにより"怖いな"という感情が出てきてしまった。やらかしたなぁ。
羊くんがいなくなってまだ10分程度しかたっていない。はやく帰ってこないかな。せっかくのお泊まり、ちょっと寂しいな。

『...お部屋物色しーちゃお』

思い立ったらすぐ行動がモットーな俺は床からよっこいしょと立ち上がり、本棚やら机やらを隅々まで観察していく。

あ！これ俺があげたペンとぬいぐるみ。ペンは学校で使っているのは見たことがあるけれどぬいぐるみの方も大事にとっておいてくれていたみたいだ。嬉しさについつい頬が緩む。

ふと上を見上げるとコルクボードに俺の写真が。
________おい待て俺の写真？？二枚ほど画鋲で貼り付けられている写真はパフェを食べる俺と、もう一枚は図書室だろうか？
前テスト勉強で一緒にやったときにわからなさすぎて寝ていたときに撮られたのだろう。お恥ずかしい。

きょろきょろ見ているとクローゼットを見つけた。そろーり開けると柔軟剤の匂いが。中にはいつもの俺たちの制服と私服らしきものが。さすがは羊くん、センスがよい！

...クローゼットの中におれば羊くんが隣にいる気分になるんじゃないかと考えたのは言うまでもない。

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