サイダー１滴分【ブルーロック】

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何故僕はこの二人と練習なんてしているんでしょうか。他の人と組みたかったのですが。

「最高に嫌って顔してますねA」

『はい。』

「そんなこといって俺たちとできて光栄だろ？」

『そっすね。』

僕はこの二人と一緒になると全肯定botになってしまうので他のチームメートからも大丈夫かな...と心配の目を向けられているのは知っている。
大丈夫じゃないので助けてほしいですね。

僕のポジションはGKなんですけど、別にこの二人のボールを取れても嬉しくないです。嫌いだから。
息ピッタリの動きには見惚れるが性格がプレーよりも印象的すぎて拭いきれてないですね。

性格直したら二人とも凄くいい選手になる気もする。でも直したら直したらでこのプレーはできなくなってしまうのでは、と思うと少し悲しい。

「何僕の顔をみてボーとしてるんですか。さっさとGKやってください。」

『はい。すみません。』

これにより今、目の光が消えた気がする。
うーん、嫌だなぁ。この二人のプレーでボールを止めることができたことはあるだろうか？ないに等しいがこれも勝つための練習！と思って頑張ろうと思います。ほんとは嫌ですけどね。

『はい、じゃあどうぞ始めてください。』

「主導権はお前が持っていると勘違いしてんの？恥ずかしー」

『ぶん殴りますよさっさとしてください。』

おっと、口にでてしまっていたようだ、失礼した。
ネスさんはこんな僕見たことない、みたいな目で見てるしカイザーさんはカイザーさんでゲラゲラ笑っている。どういう状況ですかこれは。

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