双子の人生 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,003 hit

学園前２、応接室ページ7

「あんさん、だいじょうぶか？」
倒れた棗に手を差し出す蜜柑。棗も手を伸ばすが、途中で鳴海に踏まれる。
「アリス使って逃げようとしても無駄ｖまた公衆の面前で醜態をさらしたいの？」
「ーヘンタイ教師」
「お褒めにあずかり、光栄ですｖ」
鳴海はフェロモンのアリスを使いながら棗の耳に息を吹き掛ける。棗は鳴海のフェロモンのアリスにあてられ、気を失った。
「さてと。アリス学園にようこそ。蜜柑ちゃん、Aちゃん」
時は流れ、応接室へー…
「じゃあ、僕は校長に入学の事を相談してくるから、ここで待っててねー」
バタン
(お姉ちゃん…)
(ー？なんや？)
扉がしまった途端、先程と同じようにテレパシーで会話をする蜜柑とA。蜜柑は棗が目覚めた気配を察知しながらも知らないフリをする。
(校長にわざわざ許可取りに行かなくたっ
て、私たちを見れば入学許可してくれるんじ
ゃ…？)
(まあ、そうやろうな。嫌なん？)
(ーテスト嫌い)
(そっちかいな！)
ドサッ
「なっ…！」
棗がいきなり起き上がり、蜜柑を押し倒そうとするが、逆に押し倒された。
「あんさんが言うこと予想したるわ。"５秒で答えろ。答えなかったらこの髪燃やす。お前、何者だ？"そうやろ？」
「ー……」
ニヤリと笑いながら言う蜜柑。
蜜柑は棗の鳩尾を膝で、首を手で圧迫し、動きを封じている。