双子の人生 (ページ5)

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学園前１ページ5

時は流れて半年後…。
蜜柑とAは学園の門の前にいた。
「ー……でかくない…？」
「せやなぁ…。」
「「……。」」
二人共、暫しの沈黙…。
「ーいっそ壊しちゃおうか…。」
「ちょお待ち。…結界が張られとる。」
「ー…ちっ…。」
アリスを使おうとするAだが、蜜柑に止められる。すると、誰かが二人のもとに近づいてくる。
「ちょっとそこのかのじょー？」
「「え？」」
「君たちこの学園に入りたいんでしょー？」
「お兄さんたちいいところ知ってるんだー。」
「確実にこの学園に入れる方法。アリス塾ってところに入ればアリス学園なんて一発合格まちがいなし！」
「え～!?ホンマー？」
「うん！ホンマ、ホンマ！」
(お姉ちゃん？)
(まあ、見とき。騙されたフリしとけば…。)
「ちょっと待ったｖお仕事中悪いんだけど、そこの子猫ちゃんたちを離してくれないかな？」
(誰かしら関係者が出てくるもんや。)
(ー…関係…者？)
(ーさ…さあ…？)
「誰だ!?」
「ボク？ボクは鳴海。ここの教師ｖ」
「「「うそだ！」」」
A以外、全員の叫ぶ声が揃った。
「え…？じゃあ、仕方ないな…。"さ・よ・う・な・らｖ"」
「はっ…はいっ…！//////」
男たちは鳴海の言うことを聞いて帰っていく。
(フェロモン…？)
(多分そうやな。)
男たちが帰った後、二人に向き直る鳴海。
「君たちも。ここは危ないから"お家に帰んなさいｖ"」
「ー…お…。」
「「お…？」」
「オカマさんやーっ!!」
蜜柑のその一言にブフッと噴き出すA。オカマと言われた鳴海は多少のショックを受けていた。