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翌日、多分届いてただろうAのメールを、セジンヒョンは本当に見せてくれなかったし、連絡先はもう消した、とスマホの履歴ごと俺に見せてきて、本気で絶望した。

それからメールを見た後のセジンヒョンは、なぜか彼女への好感度がものすごく上がったようだった。


つまり、俺への当たりがすごくきつくなった。


彼女にも立場があるから、追うな、もうそっとしてやれと言って、この話はもう終わりだと、いくら聞いても二度と返事をしてくれなかった。



だから、そんな頑なに守られたら、

逆効果だって言ってんじゃん。



Aは大道具所属って言ってたから、現場に出てるはずだった。

そこを見付けて、偶然でも装ったら大丈夫じゃないか?

そう思って、ライブやイベント、テレビの仕事、どの現場でも必ず裏方にも足を運んで、似た人が居ないかどうか目を皿のようにして探しまくった。







でも、多分、
Aの方で俺を避けていたんだと思う。







似たシルエットの人が居ても、声が違う。

顔が違う。

俺を見ても「BTSのジョングク」って顔をして、何の動揺も無いもんだから、その度がっかりした。






あれは幽霊だったんじゃ無いかってくらい、見つからなかった。

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設定タグ:bts , 防弾少年団 , ジョングク   
作品ジャンル:タレント
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作者名:フネ55 | 作成日時:2022年11月28日 0時

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