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紫「うちの海人に何してんの？」
男は逃げようとするが入り口にいる紫耀に阻まれて胸ぐらを捕まえられる。
紫耀はそのまま勢いよく男を壁に打ち付け、手に力を込めた。
男「ゴホッ…最初に誘ってきたのは彼だから！」
紫「は？何言ってんの、嫌がってんじゃん。ほら、名刺ちょうだいよ。証拠写真もあるし、逃げようとしても無駄だから。お前みたいなやつ、もう二度と近寄らせないから。」
紫耀はまた男を壁に打ち付けた。
海「紫耀、もうやめて…」
男は背広から名刺を取り出して床に投げつける。紫耀はその男を正面からスマホで撮影してからようやく逃がした。
紫「海人…大丈夫か？」
俺はずっと涙が止まらない。
紫「お前帰ってくるの遅いし、リハ室にもいないから探したよ。とりあえず、シャワー浴びにいこうか。」
紫耀に抱っこされてシャワールームに連れていかれる。
紫「俺外で待ってるから、安心して。」
言われるがまま、シャワーを浴びる。
シャワーを終えて着替えて外に出ると、紫耀がタオルで頭を拭いてくれる。
紫「海人、ごめんな。助けるの遅くなって。怖い思いしたよな。」
海「別にいいやって、もう諦めてた…」
紫耀が手を止める。
紫「お前、それ本気で言ってんのかよ。あのまま、あいつにやられてもよかったって？」
海「だって…あいつ俺が断ったら廉にするって言った。だったら、俺が。俺があいつにやられたって、何も変わらないから。」
紫「海人！お前なんてこと…。」
紫耀が俺を力強く抱きしめてくる。
紫「海人ごめん…俺のせいで。俺がお前の気持ちも考えず、好きに抱いたから…だから自分を大事にできなくなったんだよな？俺、ずっとお前を傷つけてた。ちゃんとお前のこと好きだったのに。」
海「紫耀…違う、絶対に違うよ。俺は紫耀に助けられてたから、現に今も。」
紫「本当にごめん。ちゃんと気持ち伝えるべきだった。自分の勝手な欲でお前を…。俺が出来ることはなんだってする。お前が嫌なら、お前のこと想うのももう諦めるから。」
海「謝らないで。」
俺は紫耀の腕を解いて、目を見合わせた。紫耀は珍しく不安な表情をしている。
海「じゃあ…上書きして。さっきのあいつがした事。」
紫「お前、またそんな事言って、もっと自分を大事にしろって。」
海「…大事にしてるよ。
俺ずっと言ってるじゃん、紫耀ならいいって。あいつにやられてもいいって思ったのも、初めてが紫耀だったから、俺はもうそれだけでいいやって。」
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Calckakkii2(プロフ) - この話好きすぎてこれでもう3回読み返します…よろしければまたしょうかいのお話読みたいです！ (2020年5月18日 21時) (
レス) id: f8a4e793a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - やっぱり何度読んでも面白いです！続編、新作などのこさんの描くもの何でも読みたいです！ (2020年5月11日 7時) (レス) id: 60d775cbe8 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - Annさん» ありがとうございますー！小悪魔かい私も大好きです！長くなっちゃいましたが、また思い出して読んでください笑！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ゆんさん» 私の妄想楽しんでいただけたようで光栄です！廉担さんには申し訳ないです…！パロディでよければ他の作品も是非読んでみてください(^ ^) (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
Ann(プロフ) - のこちゃんお疲れ様でした〜〜素敵な作品を作ってくれてホントにありがとうございます〜小悪魔なかいちゃん大好きです！！多分この作品をもう一度読みます。ホントに大好きです！！ (2019年7月3日 12時) (レス) id: 7b21c62c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のこ | 作成日時：2019年5月16日 15時
