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海「廉は悪くないよ。大好きだし尊敬してるし一緒にいて楽しい。」
廉「じゃあ…」
海「でも恋人としてって考えたら、俺は廉と一緒にいられない。俺は、こうやって何度も廉を幻滅させたり、我慢させたりすると思う。本当の俺は廉が思ってるより、ずっとずっと嫌なやつだから。
真っ直ぐな廉に、本当の自分を見せる自信がないし、廉と違う汚い自分が嫌いになっていくと思う。」
廉「そんなん、俺は気にせんのに…。俺も完璧な人間ちゃうし、やから昨日は嫉妬でお前を傷つけてしまったし。難しいこと考えんでも、俺はお前がおってくれるだけで…」
海「俺が無理なの…どうしても考えちゃう。すごく勝手な理由だと思うけど、俺はこういうどうしようもないやつだから…ごめんね。
好きって言ってくれてありがとう。」
海人はずっと下を向いていて目を合わせない。
廉「紫耀が…好きなんか？紫耀と付き合うん？」
海人は首を横にふる。
海「今は誰に対してもそういう感情はないよ。」
廉「じゃあ、俺はお前が誰かを好きになるまで、諦めへんから…。俺かてそんな聞き分けよくないし。」
海「廉…どうして…俺のこと勘違いしてるよ。ただ紫耀と張り合って意地になってるだけじゃないの？」
廉「そんなわけないやん。」
ムッとした口調になってしまう。
廉「海人こそ、自分に自信なさすぎちゃう？俺はお前をずっと見てきたし、ずっと好きやった。俺からみえる海人はいつも綺麗やで？」
海人は涙目でこっちを睨んでくる。
あ、やっぱ泣きそうなの隠してたんや。
そして大きなため息をついて言う。
海「もうっ…ほんと諦め悪いね！廉はそうやって俺の幻想を想ってればいいよ。どうせ裏切られるけどね。
それでもいいなら、もう勝手にすれば！」
さっきまでしおらしくしてたんに、急にプンプン怒り出した。これがブラック海人なんか？可愛くてたまらんのやけど。
海「眠いからソファ借りるね。起きたらどっか連れてって。勘違いしないでね、デートじゃないから！じゃ。」
海人は勝手にソファで寝てしまった。
目の下の隈をそっと撫でる。海人も俺のこと考えて眠れんかったんかな。
俺は…正式に振られたんやよな？
こんな時でも海人の新しい一面が見れて嬉しい、裏切られてもいいって思うのは、もう重症なんかな。
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Calckakkii2(プロフ) - この話好きすぎてこれでもう3回読み返します…よろしければまたしょうかいのお話読みたいです！ (2020年5月18日 21時) (
レス) id: f8a4e793a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - やっぱり何度読んでも面白いです！続編、新作などのこさんの描くもの何でも読みたいです！ (2020年5月11日 7時) (レス) id: 60d775cbe8 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - Annさん» ありがとうございますー！小悪魔かい私も大好きです！長くなっちゃいましたが、また思い出して読んでください笑！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ゆんさん» 私の妄想楽しんでいただけたようで光栄です！廉担さんには申し訳ないです…！パロディでよければ他の作品も是非読んでみてください(^ ^) (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
Ann(プロフ) - のこちゃんお疲れ様でした〜〜素敵な作品を作ってくれてホントにありがとうございます〜小悪魔なかいちゃん大好きです！！多分この作品をもう一度読みます。ホントに大好きです！！ (2019年7月3日 12時) (レス) id: 7b21c62c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のこ | 作成日時：2019年5月16日 15時
