１６ 紫耀side ページ16
旅館で俺が暴走したせいで、あれから拗ねた態度をとり続ける海人の機嫌を取ろうと、久しぶりに海人をドライブに誘った。
朝は寝坊してないか確認の電話をしたし、早めに海人の家まで迎えに行って、出かける準備を手伝ったり、今日の俺すごく頑張ってると思う。
海「こんなことして許してもらおうとしても無駄だから！」
と言いながらリュックにお気に入りのカメラを詰めている。
海人はまだ怒ってるみたいだけど、しっかり誘いに乗るところが可愛いなと頬が緩む。
車の中では海人が自分の好きな曲を次々と流してくる。
海「ねぇ、紫耀聴いてる？この歌詞がエモいんだよねー！紫耀はどう思う？俺はね〜〜」
何だかんだ普段どおりの海人に戻ってるけど、指摘したらまた拗ねるから言わないでおく。
海人がガイドブックで見てた美術館にいったり、歴史ある街をカメラを持って散策したり、バレないかヒヤヒヤしながら有名なスイーツ店の列に並んだりもした。
美味しいものもたくさん食べて、帰りの車の中では海人もすっかり上機嫌になっている。
海「しょおー楽しかったー！写真もたくさん撮ったから後で見せるね！」
紫「海人ありがとな、俺も楽しかったよ。」
いつもの癖で海人の頭を撫でる。
海「やっぱり紫耀といると気を使わなくていいし、一番居心地がいいよ。俺の事全部分かってくれてるし。」
紫「そうだなー。海人は本当は悪いコなんだってこと、俺は知っちゃってるし？」
海人が俺の肩を恥ずかしそうに叩く。
紫「…でも、まだ隠してる事あるでしょ？」
海「え…そんなのないよ、あるわけないじゃんか。」
これ以上聞くと海人自身がパンクしそうだったから、この話はやめた。
本当は海人の許容量なんて溢れさせて壊してしまいたい。
俺は海人の居心地のいい存在になりたいわけじゃないから。
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Calckakkii2(プロフ) - この話好きすぎてこれでもう3回読み返します…よろしければまたしょうかいのお話読みたいです！ (2020年5月18日 21時) (
レス) id: f8a4e793a3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - やっぱり何度読んでも面白いです！続編、新作などのこさんの描くもの何でも読みたいです！ (2020年5月11日 7時) (レス) id: 60d775cbe8 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - Annさん» ありがとうございますー！小悪魔かい私も大好きです！長くなっちゃいましたが、また思い出して読んでください笑！ (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - ゆんさん» 私の妄想楽しんでいただけたようで光栄です！廉担さんには申し訳ないです…！パロディでよければ他の作品も是非読んでみてください(^ ^) (2019年7月14日 22時) (レス) id: e9d59d8006 (このIDを非表示/違反報告)
Ann(プロフ) - のこちゃんお疲れ様でした〜〜素敵な作品を作ってくれてホントにありがとうございます〜小悪魔なかいちゃん大好きです！！多分この作品をもう一度読みます。ホントに大好きです！！ (2019年7月3日 12時) (レス) id: 7b21c62c80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のこ | 作成日時：2019年5月16日 15時
