ウギョルの事 ページ50
自宅のソファに一人。
深く沈み込み、天井に向かって手を伸ばしてみたり。
そんな事やっても現状は変わらないと分かってる。
今の自分がどうしたいのか、
答えは出てるのに、
それを伝えてはいけない気もする。
「終わりたくないなぁ・・・」
伸ばした手を握ってみても何も掴めなくて、
伸ばす事をやめ、力を抜いた手がだらんと下に落ちる。
今回のサセンの件がソアオンニにバレて、
オンニが家に来たのは少し前の事。
カムバは明日でラストだからと何とか許してもらえたものの、
悪魔とのウギョルはもう辞めた方がいい、と、
オンニは真剣な顔で。
ちゃんと真剣に考えて答えを出してとオンニは帰って行った。
確かに、始まったばかりの時は早く終われば良いと思っていた。
今は違う。
悪魔と過ごす時間が終わってしまうのは、
少し悲しいと思う。
喧嘩してばかりだけど、
あんなに素の状態でいれる相手も珍しくて。
弟達とは違う、懐かしい感情がわいてくる。
寝室に移動して、飾ってある写真を持ち上げ、
今度はベッドに寝転がった。
『お兄ちゃん。
これって何の感情なんだろう』
写真の中、その人は笑って居て。
”知るかそんなもん”なんて言うんだろうなとか、
想像した返事に笑いがこぼれる。
お前の好きにしろ。
口癖だったその台詞を思い出して、
携帯を取りにリビングに戻る。
連絡帳から呼び出した電話が繋がり、
向こうからソアオンニの声が聞こえた。
「オンニ、私。
悪魔・・・いや。
ジョンハンとの生活＿＿＿＿＿＿」
伝えた気持ちに、
ソアオンニは何も言わない。
しばらくの沈黙の後。
「それで本当にいいのね？」
ソアオンニはそう言って、
結果はまた言うからと電話は切れた。
力が抜けてソファに倒れるように沈み込む。
ため息を一つ。
それから、何故か無性に、
あの綺麗な顔に会いたくなった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私たち結婚しました[JH]2お楽しみ頂けましたでしょうか？
お話がいっぱいになったので、
次の話から移行します。
評価、お気に入り等、暖かい応援ありがとうございます。
コメント下さった方もありがとうございます。
ダイレクトに伝わる感想が何より力になります。
皆様のおかげでここまで続けられております。
本当にありがとうございます。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。
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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます！私も早く甘々書きたいので頑張ります！！！ (2020年9月16日 20時) (
レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです！特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです！更新大変でしょうが頑張ってください！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月13日 18時
