女神の怒り ページ47
カムバが始まってしばらくたった頃、
次のアルバムに入れる曲でも作ろうと作業室にいたら、
Cielオンニから電話が来た。
すぐにpledisへというその電話に、
何があったのか察しは着いた。
あの日マネヒョンに事件の事を話し、
サセンへの対応も話したと聞いていたから、
大方その話がバレたんだろう。
いつかはバレると思っていたけど、
意外と早かったななんてのんきな事を考えながら、
作業室を後にする。
一応タクシーに乗り事務所へ向かうと、
入り口付近が騒がしかった。
見ると、あの時のサセン達がいて。
その標的はどうやらオンニらしい。
綺麗なブロンドの髪を掴み、
文句を言っている。
そこで何かが切れた。
『あんたらほんまにええ加減にさらせよ』
予想以上に低い声が出て、
それに驚いたのかそいつらはオンニから離れた。
そのタイミングで中から可愛い弟達も出て来て。
こんな姿を見られたくないとは思いつつ、
一度開いた口は止められない。
『あんたらこの子らのペンなんやろ？
ほしたら純粋に応援したらんかいな。
この子らが嫌がる姿見てもやめんと、
自己中心的に追いかけ回すならもうペンなんて名乗んな。
それはただのストーカーや。
犯罪や。
なぁ、分かるか？犯罪や言うてんねん。
聞いとんのかコラ。
こっちも色々めんどいから黙っとったっただけやねん。
調子こいとんちゃうぞ。
傷害罪でしょっぴいたるからそのままそこおれ。
逃げんなよ』
笑顔のまま、口調は荒くそう言えば。
そいつらは何も言わず呆然と固まって。
その隙にpledisのスタッフがそいつらを捕まえた。
とりあえずここじゃなんだからと中に通され、
そこでようやくオンニの事を思い出した。
「オンニ！大丈夫？！
痛いとこは？怪我してない？
怖かったよね。もっと早く来たら良かったごめん」
焦る私に、オンニはなぜか笑い出した。
「大丈夫だよ。
どこも痛くないし、怪我もしてない。
誰かさんの怒り方の方がよっぽど怖かったかな」
そう言うオンニに、
あははーなんて乾いた笑いを返す。
『久々に見たなぁ、Aの関西弁ブチギレモード』
こんな時にオンニが日本人である事が少し悔しい。
何も言わずにいると、
後ろから可愛い弟達の声がして。
あぁ、やらかしたと後悔した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1051人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます！私も早く甘々書きたいので頑張ります！！！ (2020年9月16日 20時) (
レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです！特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです！更新大変でしょうが頑張ってください！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月13日 18時
