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JEONGHAN side
息をのんだ。
こいつがこんな顔をするなんて知らなかったから。
赤ずきんのような真っ赤なフードから現れた顔は、
俺と一緒にいる時とも、
弟達といる時とも違う。
女優、Louis。
その人だ。
どんな人生を歩めばそんな表情が出来るのか、
絶望を体現した奴の演技は、
見ている俺達までも絶望に落とす。
かと思いきやあいつが笑顔になった途端、
空気は変わり、会場中に笑顔が広がる。
ミュージカルを見ているかのような時間はあっという間に過ぎて、
会場が明るくなる。
コンサートが終わったのだと気付いたら、
もの凄い喪失感に襲われた。
こいつのコンサートがえらく人気な理由はこれか、と
納得している俺の肩をスタッフがとんとんと叩く。
メンバーにも内緒で奴のコンサートにやってきた理由は、
ウギョルのサプライズ撮影だったから。
そのウギョルのスタッフが、
コメント撮りをするからと呼びに来たらしい。
場所を移動して、コンサートの感想を並べる。
珍しく素直に言ってしまった感想は、
出来れば放送して欲しくないし、
あいつの耳に入って欲しくない。
まぁもう遅いんだけど。
コメント撮り後、奴に会いに行くからと楽屋へ向かう。
楽屋に着けば、奴は驚いた顔をした後、
すぐに番組に気持ちを切り変えたらしい。
思ってもいないくせに、
来てくれて嬉しいなんて笑う奴の顔は、
なんとなく見たくない。
「ハニ？」
もう慣れたはずの呼び方が少し気恥ずかしいのは何故なのか。
まだ認めたくない想いがまた胸をざわつかせた。
「大丈夫？」
心配そうな顔で顔を覗き込んで来た奴に、
作った笑顔で大丈夫と返して、
少しだけ距離をとる。
そうしないと危うく抱きしめる所だった。
「凄かったよ、コンサート。
楽しかった」
そう言えば、素直な奴はありがとうなんて嬉しそうに笑う。
その笑顔が眩しくて、
胸が確かに音を立てた。
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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます！私も早く甘々書きたいので頑張ります！！！ (2020年9月16日 20時) (
レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです！特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです！更新大変でしょうが頑張ってください！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月13日 18時
