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SEUNGKWAN side
始まったコンサート。
僕らのコンサートとは違う、
女優である事を活かしたストーリー性のあるヌナのコンサートは、
デビュー直後の初コンサートからストーリーが続いている。
それは一人の女の子の夢物語で。
毎回女の子は自分の見ている夢の中を進んで行く。
今回のコンサートは森の中がテーマらしい。
誰かに追われるように出て来たヌナは、
まるで赤ずきんのような格好で歌い始めた。
毎回思うけどやっぱりヌナは演技力が凄い。
ステージにいるのはヌナ一人なのに、
見えない何かがそこにいるのが確実に分かる。
「すごいなぁ・・・」
思わず呟いた一言に隣に座っていたバノニが、
凄いよねぇと繰り返した。
曲のラスサビ。
会場中に響く高音に、息をのむ。
あっという間にヌナの作る世界観に引き込まれ、
声が出せなくなった僕らは、ヌナを追う。
コンサートなのに、異例な静まりを見せるヌナのコンサートは、
もうコンサートと言うかミュージカルを見ている気分だ。
元々バラードが多い方ではあるけど、
ポックソングでもkpop特有のかけ声はなく、
皆ヌナに釘付けになって、
一緒に夢を見ているような気分になれる。
ヒョンも来れたら良かったのにな。
なんとなくそう思った。
ヒョンはヌナが嫌いだと言うけれど、
一度この世界のヌナを見て欲しい。
夢の世界に生きるヌナは、いつものヌナとも、
僕らと一緒にいる時のヌナとも違う。
まったく違うヌナをその瞬間生きている。
ヌナの凄さを目の当たりにしたら、
きっとヒョンだってヌナに対する認識が変わるだろう。
もしかしたら嫌いじゃなくて普通位にはなってくれるかもしれない。
そんな事考えながら、ヌナの世界へ。
現れた狼の声に、会場全員驚いて、
いつものように、夢と同じ、気になるところで目が覚めて、
ヌナのコンサートは幕を閉じた。
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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます！私も早く甘々書きたいので頑張ります！！！ (2020年9月16日 20時) (
レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります！ (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです！特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです！更新大変でしょうが頑張ってください！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rui* | 作成日時：2020年9月13日 18時
