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遂に、この日が来てしまった。

朝、仕事へ向かう車の中。

「あんたも今日から人妻か〜」

なんてのんきなオンニはにやにやと楽しそうだ。

まぁ、厳密に言えばもう人妻なんですけどね。

なんて今のオンニに言えば、

あら〜なんてからかわれるのが目に見えている。

ここはあきらめて放置する方が良い。

そんな事を考えて、オンニを程よくスルーしていたら、

オンニが急に真剣な顔でこっちを向いた。

止まった車の中、緊張感が漂う。

何事かと聞く前に、オンニが口を開いた。

「絶対に、無理しないで。

どんな些細な事でもいい、

いつでもいい。

私はいつでもAの味方だから」

そう言うオンニは、なぜか少し苦しそうな顔で。

私は大人しく頷いた。

オンニが何を心配しているか、

分かるからこそ言わないんだけどね。

そんな思いは口に出さない。

「よっしゃ!行こうか!」

気まずい空気を変えたくて、

あえて明るく振る舞う私に、

オンニは複雑な顔で笑った。

今日は記事が出てから初めてペンの前に立つ音楽番組の日。

出勤風景が見れるからと大勢のペンが集まっている所を、

抜けて行かなくてはいけない。

少しだけ怖いけど、それを悟られないよう顔を作った。

車から降りて、まずはメディアの撮影から。

撮影をしている間もペンからの声は聞こえている訳で。

祝福の声に混じって聞きたくない言葉も飛んでくる。

それを聞こえないフリして、

自分のペンに笑いかけ入り口へ。

中に入る直前、ひときわ大きな声が耳に入った。

それも聞こえなかったフリをして、

入り口の前、いつものように頭を下げ中に入る。

オンニに背中をとんとんとたたかれた。

気にしてないよの思いを込めて笑い返せば、

オンニは小さく息を吐いた。

*→



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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます!私も早く甘々書きたいので頑張ります!!! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです!特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです!更新大変でしょうが頑張ってください! (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年9月13日 18時

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