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ページ35

JEONGHAN side



「何でそんな離れてんの」

「え、あぁ、いや。別に…」

そう言って髪を触る彼女は、照れているのか。

頑なに合わそうとしない視線は床に固定されたまま。

クーラーを効かせたはずの部屋は、妙に暑い。

「ごめん。遅くなって」

そう謝れば、大丈夫と短い返事。

静寂が部屋を包んで、緊張で鼓動が早い。

「…俺の彼女になってくれる?」

気づけば口から出ていた言葉に、

Aが顔を上げた。

「ふはっ。お前、顔真っ赤」

あまりに可愛いその顔に、

軽く吹き出した俺を睨みつけるその顔ですら、

愛おしく感じる。

「俺思ってたよりお前のこと好きなんだな」

笑ったまま言えばAの顔はもっと赤くなって。

何なの?って困惑するその手を取った。

「返事は?」

しっかり目を合わせて聞けば、

少しだけ目を開いたAは何故か泣きそうになって。

下を向いて。

それから小さく呟いた。

「来るのが遅い」

ごめん。

そう言う前に、顔を上げたAが近づいてきて。

唇が軽く触れた。

「私も好き」

離れた彼女が泣きながら笑って言うから、

堪らなくなって、握った手を引いて抱き寄せた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ようやくここまで来ました。
長かった。
この小説はもちろんまだ続きます。
番組が終わるまで続きます。
この小説内であまりに報われなかったジュンの話を書いているので、公開した際にはそちらもどうぞ宜しくお願いします。
それではもう暫くお付き合い下さい。

*→←告白



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やふこ(プロフ) - ああ!今回は弟たちのやり取りも見れて、そうだったの?ってなりながらも、ハニくんが甘くて手が止まらなかったです!!すぐ続き、行ってきます!!← (2023年1月18日 9時) (レス) @page50 id: 76622097b3 (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - koro39さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2022年3月12日 6時) (レス) id: c0ca8cff26 (このIDを非表示/違反報告)
koro39(プロフ) - 完走ぜひ!!一気読みするほどハマりましたー! (2022年2月22日 23時) (レス) @page48 id: 3d70232f0d (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 於音###さん» ありがとうございます、心底嬉しいです!完走までもう少し、頑張ります (2021年9月15日 1時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - 千笑さん» ありがとうございます!!そうです!バーノンくんを励ましてました!! (2021年9月14日 23時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年11月15日 19時

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