ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

二輪目 ページ3

Asibe
「あの、こんにちは。何をしているんですか？」


突然、後ろから声をかけられた。ん？なんだろう


振り返って見ると青年が立っていた。


「空を眺めているんですよ あなたは何をしているんですか？」


そう答えると青年は顔を赤らめて「え、いや、えっと」ときょどり始めた。


ふふっ、可愛いな。この様子からしてナンパ？って言うのじゃないかな


「え、ええっと散歩をしててき、気になってその…」


面白いな彼、自然に笑みが溢れてくる


「ごめんなさい、私は花咲Aです。好きに呼んでください」


私が軽く自己紹介をすると、彼も顔を明るくした


「僕は、中島敦です。あ、あの突然話しかけてすいませんでした！」


と、凄い勢いで頭を深く下げる中島さん。


「別に気にしなくていいですよ、中島さんに話しかけてもらって嬉しかったです


だから頭を上げて下さい」


すると中島さんは「よかった〜」とやっと頭を上げてくれた

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