ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

一三輪目 ページ14

敦side
しばらくすると彼女はこちらにきずいたらしくこっちに話しかける


「あれ、中島さんお仕事お疲れ様です。何かご注文しますか？」


「あ、じゃあコーヒーお願いします」


僕もカウンターの席に座る。 と、隣にいた太宰さんは明るい表情をして


「Aちゃんの入れるコーヒー、凄く美味しいのだよ！」


と、花咲さんのコーヒーを絶賛してきた。 そんなに美味しいのか


って、なんか忘れてるような気がしてならない あ、


「太宰さん、コーヒー飲んでないで仕事です！国木田さんが激おこです！」


その瞬間上の階、つまり探偵社から国木田さんの怒鳴り声がした


それを聞いて、「うむ、これはいつも以上にヤバイね…」と呟く


その後しばらく考え、「ねぇ、Aちゃんどうしよう？」と聞く


花咲さんもしばらく考えてから「行ったほうが良いと思いますよ？」と答えた


すると、「Aちゃんのアドバイスなら仕方ないね。行ってくるよ」


と何やら苦笑いしながら「カラン」とうずまきのドアを開けていった


てか、花咲さんが言ったら仕事に行くんだ………


僕はようやく静かになったのでコーヒーをすする


「そういえば、なんでうずまきに？」

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