歪んだ世界に迷いこんだ能力者【ツイステ×文スト】(続)

困惑アムネシア！ ページ7

クロウリー
「なんですって？そんなこと有り得ない！

　ああ、今日は有り得ないのオンパレードです。」

ほら。言ったよ。私。
帰ることが出来ないって。

闇の鏡
「.........」

クロウリー
「私が学園長になってから、こんなことは初めてで
　どうしていいか......

　そもそも貴女達、どこの国から来たんです？」

ユウ
「日本です。」

クロウリー
「.......聞いたことのない地名ですね。」

それはそうだ。此処に日本なんて地名はないよ。
違う世界なんだから。

クロウリー
「私は世界中からやって来た生徒の地名は全て把握
　していますが、そんな地名は聞いたことがない。

　一度、図書館で調べてみましょう。」

[in 図書室]

ないと思うけどねぇ。
本に書いてあったら、前回も異世界から
来た奴がいると言うことだろう？

それは絶対ないね。

クロウリー
「やはり、ない。

　世界地図どころか、有史以来どこにも
　貴女方の出身地の名前は見当たりません。

　貴女達、本当にそこから来たんですか？」

『はい。

　しかし、ユウちゃんの居た日本(ばしょ)と私が居た日本(ばしょ)
　は違います。同じ日本ですがね。』

クロウリー
「貴女達、ここへ来るときに持っていたものなどは？

　身分証明になるような、魔導車免許証とか、
　靴の片方とか......見るからに手ぶらですけど。」

特に何も持ってないね。
ユウちゃんは何も持っていないようだ。

クロウリー
「困りましたね.....

　魔法を使えない者をこの学園に置いておくわけにはいかない。
　
　しかし、保護者に連絡もつかない無一文の若者を放り出すのは
　教育者として非常に胸が痛みます。
　
　私、優しいので。

　う〜ん......」

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