不本意トラベル! ページ19
エース
「行ってみようぜ!」
ああ、3人と1匹が
"行ってしまう"と言うのは私の足が動かないのだ。
目の前に霧がかかり、頭痛がする。
少し頭を抱えると、どっと記憶が流れてくる。
私は異能力は使っていない筈だ。
『うあ"っ』
痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。
なんだ此の痛さは。
頭の中が映画のように場面がみえる。
「鉱山」
「化け物」
「戦闘」
「釜」
ん?釜?まぁ、いいか;
ぐるぐると3つが頭の中で出ては消えてを繰り返す。
«だいじょうぶ?»
ふと、そんな声がした。
『誰だい?』
エリス嬢のような高い心地の良い声だ。
«わたしは森の妖精"アルベロ"。アルベロってよんで!
あなた、頭をおさえてたけど、だいじょうぶ?»
『嗚呼、少し、頭痛がするだけさ。だいじょうぶだよ。』
«ずつう?いたいの?
"いたいのーいたいのーとんでいけー"»
子供を宥める言葉で優しく語りかけてくるから
頭の痛さは感じなくなった。もしや、これは魔法?
『ありがとう。良くなったよ。アルベロ。』
«ほんとー?よかったー!»
子供のようにはしゃぐアルベロに自然と笑みがこぼれる。
『じゃあ、アルベロ。私はみんなの元に
行かなければならないから。』
小屋に向かって足を向ける。
数
すると、アルベロは私についてきた。
『アルベロは私に着いて来たいのかい?』
«うん!わたし、あなたのこと、きにいった!だから、ついてく!»
『そうかい?嬉しいねぇ。私は太宰暁だよ。なんとでも呼んでいいよ。』
«じゃあ、あかね!»
エリス嬢に初めてあったときのような感覚になった。
しかし、アルベロと話していると自分の故郷が寂しくなって
仕舞うね。
『さてと、ユウちゃん達の所に行かないと。
少しでも力にならいとね。』
«ユウちゃん?»
『そう、私の新しい妹だよ。ふふっ』
«そっか!じゃあ、なかよくしなきゃ!»
『そうだねぇ。
よし、行こうか。』
«うん!»
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ユウ - んぐっ!美人! (2022年5月24日 21時) (レス) @page43 id: 65a9cf3278 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます!! (2021年11月24日 21時) (レス) id: ee6939c4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - イラスト見ましたとてもかわいいかったです! (2021年11月24日 21時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄(プロフ) - ユノンさん» 続きが気になる...?!ありがとうございますっ!イラストは...頑張って描いてみますねっ!! (2021年11月23日 21時) (レス) id: ee6939c4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きが気になる (2021年11月23日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緑黄 | 作成日時:2021年8月13日 20時