運命の花を 阪神タイガース

手伝ってやるから ページ25

今成「Aちゃんと、なんかあったの？」


大方の予想はついているけど、

俊介にそんな質問をぶつけてみれば、


俊介「別に、高校一緒だっただけ」


そう言って俯く俊介、


今成「本当にそれだけかよ？」


俊介「...、高校の時、俺が好き...だった人です...」


今成「まじかよ！！！」


驚きのあまりつい、大声を出してしまえば、


鳥谷「今成、うるさい」


とりさんに、そう咎められ、


今成「すいませーんっ！、で、好きだったって言っても、後輩だろ？接点あったの」


俊介「全然、なかったよ...でも、好きだったから」


今成「一目惚れなんだな、うん、」


俊介「そうなのかな...でも、まさか、こんなところで会うとは思ってなかった」


今成「運命なんじゃなーい？」


違うだろ、と、満更でも無さそうに笑うこいつ、

少し、手伝ってやろうかな。

俊介だけじゃ、とても、剛さんや良太さんには敵わないだろうし。


今成「ま、頑張れよ！あ、それとな、好きだった、じゃなくて、今も好きなんだろ？」


お前の反応見てればすぐわかるって、

そう付け加えれば、

うるさい、と苦笑いしている、俊介。

こいつの、為に一仕事してこよう。


今成「Aちゃん、隣いい？」

赤い椿の花には→←歓迎されていて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す