運命の花を 阪神タイガース

到着したけど ページ23

俊介さんの車に乗せてもらうことになって、

色々と雑談をしていれば、


俊介「 高校でのいちばんの思い出って何かある？」


と聞かれて、


A「えっと...、」


返答につまった、

なんせ、高校生活なんて、あまり有意義に過ごした記憶がないし、

普通に過ごしてた、


A「あんまり、覚えてませんね...」


そう続ければ、


俊介「そっか、高校生活なんてあっという間だもんね」


A「そうですね...」


俊介「俺のことも覚えてないはずだよな...」


俊介さんがなにか、小言を呟いた気がして、


A「えっ、今なんて...？」


俊介「ん、なんでもないよ、ほら、もうすぐで着くから」


そう言って、会話が終わって、


俊介「到着、先に降りてて」


A「ありがとうございました！」


二人でお店に入れば、


俊介「すみませーん、遅くなりました」


西岡「おっ！Aちゃん、俺のとなり座らへん？」


良太「あっ、ずるいじゃけん！！」


鳥谷「剛と良太は気にしなくていいから、好きなとこ座りな」


そう言われると、余計困るけれど、

西岡さんと鳥谷さんのとなりか、

良太さんと上本先輩のとなりか、

能見さんと俊介さんのとなりか、

悩んだけれど、


A「じゃあ...私は」

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