運命の花を 阪神タイガース

これから ページ12

上本先輩に促されて、

次のとこに行こうと、


A「えっと、これから色々ご迷惑かけるかもしれませんが、よろしくお願いします！」


鳥谷「よろしくな、」


良太「よろしくのー！」


西岡「あっ！ちょっ、もう行っちゃうん！？良太さん！！ほんま、離してくださーい！」


そう言ってもがく西岡さん、


良太「嫌じゃ！！上本、気にせんで行ってええから！」


上本「はい、ありがとうございます...行こっかAさん」


A「はいっ！良太さん、ありがとうございますっ！」


良太「どういたしまして、またなー」


そう言ってあの人たちと別れた、


西岡「...、良太さん、あの子に惚れたんすか？」


良太「そっ、そんなことないじゃけぇ！」


少し顔が赤くなる良太、


鳥谷「(わかりやすいな...)」


一通りの施設の説明は終わって、


上本「これで大体説明したかな、なにかわからないこととかある？」


A「大丈夫です、わざわざ説明していただいてありがとうございました」


上本「気にせんでええよ、って広島弁出ちゃった...ごめんね」


そう言って笑う上本先輩、


A「広島の高校出身でしたもんね、私も実はそうなんです」


上本「本当！じゃあ、どこの高校？」


そう聞かれて少し詰まった、


A「えっと、実は...上本さんと...」


そう言いかけたところで、


江口「あっ！！Aさん！」


A「江口くん...！」


江口「終わりました？あっ、俺も、終わったとこなんで、一緒に帰りませんか！？」


A「えっと...」


上本先輩の方を見ると、


上本「俺のことはいいよ、また話そうね」


そう笑顔で応えてくれて、


A「ありがとうございます！」


そう言って、

江口くんと出口に向かった、

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