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少し前のお話 稲葉篤紀 ページ24

引退するまであなたを支えられたこと、これからも支えられること、それだけで幸せなの、

初めてあなたと会ったのはヤクルトにいた時でしたね、初めて球団職員としてヤクルトに入ったとき、


稲葉「初めまして、困ったことがあったらすぐ俺に言ってくれれば力になるから!」


笑顔でそう言ったあなたにその頃から淡い恋心を抱いていたのかもしれませんね、


ヤクルトを出て行くときだって、


稲葉「そんな寂しそうな顔すんなよー!」


そう言って私の頭を撫でる仕草にふと涙を流して困らせたこともあった、


稲葉「だったら俺と来るか!?」


冗談まじりに言ったその言葉に首を振ったこと、

きっと自分の気持ちに踏ん切りをつけたかったから、


しばらくして、稲葉さんに札幌ドームでの試合に呼ばれて、観に行ったとき、

チャンスの場面で稲葉さんが出ると、普通では考えられないような、歓声、

そして、ドームが揺れるあの現象、

すべて稲葉さんが起こしていることで、

とても稲葉さんが遠く感じた、


試合後に稲葉さんに呼ばれて、


稲葉「おー!Aー!!久しぶりー!」


A「稲葉さんっ、お久しぶりです!」


稲葉「試合観ててくれたか!?」


A「観させてもらいました!稲葉ジャンプ凄かったです!!」


稲葉「楽しんでもらえたんならそれで良かった!あ、もう東京に帰るの?」


A「明日帰ろうかと...また、会えなくなっちゃいますね...」


自分で言ったことなのに、わかってることなのに、また、涙が溢れてきた、


稲葉「あー!もう、泣くなって!」


A「だって...もう、いつ会えるかわかんないじゃないですか!」


そう言った瞬間、稲葉さんに抱きしめられた、


稲葉「じゃあ、俺と一緒に北海道に住んで、俺を支えてくれないか?」


A「えっ...!それって...」


稲葉「もう、あの時みたいに、首振ってくれんなよ?」

見守って 大田泰示→←夫婦円満 内海哲也



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大谷捺実(プロフ) - この短編はとても読みやすくて楽しいです!大谷翔平くんのストーリーお願いします!! (2016年9月5日 8時) (レス) id: 710d791c18 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - ありがとうございます! かっこいいです! (2014年9月20日 17時) (レス) id: 5802912066 (このIDを非表示/違反報告)
お好み焼き(プロフ) - ぱぴこさん» リクエスト了解しました!藤浪くんいいですよねー! (2014年9月20日 8時) (レス) id: ebdbdb7633 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - いつも更新楽しみにしてます!藤浪くんが最近気になるので、藤浪くんメインの小説お願いします! (2014年9月18日 22時) (レス) id: 5802912066 (このIDを非表示/違反報告)
お好み焼き(プロフ) - ちぱさん» リクエスト了解しました!そう言ってもらえると嬉しいです!! (2014年9月16日 20時) (レス) id: ebdbdb7633 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お好み焼き | 作成日時:2014年8月4日 20時

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