ドSな彼に捕まって。2【ジャーファル】

15.___同士。 ページ16

貴「はぁ〜‥‥」



私は何もする事なく
ただ、廊下を歩いていた



仕事終わったしな〜‥‥








？「A〜〜〜‼︎」



貴「やっ‥‥ヤムライハ様⁉︎」



声がした方を向くと


涙を流していたヤムライハ様がいた






貴「どうしたんですか⁉︎」





ヤム「うぅ‥‥聞いてよ〜‥‥‼︎」






.








.









ヤム「_____っだって‼︎酷いと思わない⁉︎」





貴「は‥はぁ‥‥」









ヤムライハ様いわく、


男性と食事をしていて、場を盛り上げようと
魔法の話しをしていたら


“もう、帰るね”と言ってきて、


理由を聞いたら

“君とは話しが合わないから”だそうだ。






普通の人が魔法オタクの話しを聞いてもね‥‥‥

ヤムライハ様‥‥見た目はいいのに。








ヤム「これで5人目よ〜‥‥」








貴「‥‥‥‥何がてすか？」






ヤム「振られたのがよ‼︎」





うわーんと言って、また泣き出す。







かと思ったら、急に泣いたのを止めた。









ヤム「‥‥‥そういえば、そうだったわよね」





貴「⁇何がですか？」







ヤム「どーせ、Aに言っても私の気持ちは分からないわよぉ‼︎






.









.








ジャーファルさんという彼氏がいるんだから‼︎」







ズキッ




自分でも心に何か突き刺さったような感じがする。









ヤムライハ様はまた、

うわーんと言って、泣き始めた。









貴「‥‥‥‥ヤムライハ様」









ヤム「うぅっ‥‥何よぉ‥」









貴「‥‥‥‥私もヤムライハ様の気持ち分かります」









ヤム「もうっ‥‥同情はいいわよぉ‥‥グスッ‥」









貴「‥‥‥‥同情なんかじゃありませんよ。









.









.









.









私も‥振られた身ですから」









ヤム「‥‥‥‥‥‥‥‥‥えっ？」





貴「‥‥‥っそれじゃあ‥‥‥っ」





ダッ





私はその場を逃げるように走った







.








.









貴「うぅっ‥‥っはぁ‥‥うっ‥‥」








溢れ出る涙を見られたくなかったから。

王様ゲーム に。→←14.余計なお世話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す