12′ ページ13
嘘だ…
いや、嘘じゃないかもしれない
ただ、名前が同じだけ…
そう思いたかったけど…
この言葉で…
ヤ「宮ノ平…頼斗。」
私は確信した
あ「頼ちゃん…」
お気に入りのホワイトバッグを
力無く落としてしまった
頼「アンタ誰」
あ「……」
頼「誰だよ!!!」
頼ちゃんが、私をコンクリート塀に、勢い良く押し付けると
私の首元で光ネックレスが激しく揺れた
頼「お前……A…？」
あ「頼ちゃん…離して」
頼ちゃんは、私の肩を強く握った手を、離してくれた
その時また…
ネックレスがギラリと、車のライトを反射した
？「A!!」
その車から出て来て、元気よく手を振っているのは
翔。
あ「翔…!!」
頼「ふーん、彼氏かぁ♪」
怪しい笑みを浮かべる頼ちゃん…
笑顔で走って来る翔…
もう、すぐ傍に来た翔は
翔「ゴメン、遅れた」
と、立ち止まった
あ「ううん♪…」
頼ちゃんを無視して一歩、翔に近付こうとした時…
頼「A…」
前に、頼ちゃんが立ち塞ぎ
私と 唇を重ねる…
頼ちゃん…なんで…
私が好きな訳でもない
翔の前でわざわざ
あの笑みは…コレだったのね…？
あ「やめてください!!!!」
バンッ
勢い良く頼ちゃんを、押し飛ばすと
あ「翔ｯ…!!」
翔の胸に抱き着いた
怖かった
やっぱり頼ちゃんは…
まだ怖い
あの傷は結構…
深いみたい
頼「いってぇな…」
翔「A…大丈夫？」
頻りに尋ねる翔を見て
頼ちゃんは また微笑んだ
その笑みが怖くて恐ろしくて…
涙が零れた
頼「俺、そいつの全部知ってるよ」
翔「失礼ですが、斎藤さんはAと、どういうご関係で？」
頼「こっちも失礼なんだけどさ、俺、斎藤ぢゃないっす。母親が斎藤ってダケ」
翔「A…行こ？」
あ「……」
私は震える首を少し縦に振った
まだ震えが止まらない
頼ちゃんが…
何を言い出すか
分からない
翔「乗って…」
翔が、車のドアを開けてくれた時
恐れていた事が
…起きてしまった
頼「Aの母親ってね？」
あ「やめて…」
ボソリと言ったけど
10mほど離れてる頼ちゃんには聞こえない
翔「A大丈夫…」
頼「Aの父親は…
俺の母親…殺したんだ」
あ「やめてえぇぇ」
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里奈(プロフ) - うん (2011年3月21日 11時) (
レス) id: fc94734804 (このIDを非表示/違反報告)
爽香(プロフ) - 久しぶり!!来てくれてありがとう＞＜読みにくいシーンとかあったらヨロシクﾈ☆ (2011年3月19日 20時) (携帯から) (レス) id: 07e708112e (このIDを非表示/違反報告)
爽香(プロフ) - コメントください＞＜ (2011年3月19日 19時) (携帯から) (レス) id: 07e708112e (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - 爽香ちゃん作成しただけど、何度調べても出てこないの (2010年10月17日 18時) (レス) id: 1429f746f7 (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - 今英検５級のしけんを受けに行くところだよ☆頑張ってきます！ (2010年10月17日 12時) (携帯から) (レス) id: 211160eeec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽香 | 作成日時：2010年8月17日 22時
