第四十話 ページ43
既にスターティングゲートの前には人だかりができている。出来る限り人の合間を縫って、前へ前へと進んだ。
「さあさあ、位置につきまくりなさい……」
ミッドナイトの静かな掛け声と共に気を引き締める。
私が何でもするということは、敵も何をしてくるかわからないということだ。
特に、轟くんあたりは……
「スターーーート！！」
『(やっぱり)』
足元が凍り始める。
それをジャンプして避けて、そのまま周りの人の肩を踏み台にする。
『(あまり安定しませんが、やむを得ませんね)』
勢いそのままにゲートの壁を走って、一番密集しているところを抜け出した。今は上手く行ったからいいものの、失敗したらどうなっていたことか。壁走りは苦手だ。
私の個性は移動速度が上がるものではない。
というか、身体能力が上がる要素が一切ない。
そんなわけで、個性を使って移動を補助しつつ他人の妨害。あとは素の身体能力で勝負という方針をとる。
「さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め……
ロボ・インフェルノ！！」
『(……序盤から飛ばし過ぎでは？)』
見覚えのある巨大なロボット。いやな思い出が蘇る。轟くんが一番先頭でロボットを凍らせているのが見えた。丁度いい、私もご一緒させてもらおう。
はじき玉の要領で趣旨をいくつか飛ばし、彼が凍らせたロボットが倒れてくる直前、わずかな隙間を守る。
そのまま滑り込んでロボットの群れを抜けた。
労せず第一関門突破。ラッキー。
「１ーＡ轟、攻略と妨害を一度に！！こいつぁシヴィー！！！
……お？ちょっと待て、１ーＡ若藤、お前いつからそこにいたぁ！？」
『どうも』
「……チッ」
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六時の虹(プロフ) - もんちゃんさん» ありがとうございます！この夢主ちゃんやや捻くれてるというか、クセがあると思ってたのでそういってもらえると嬉しいです！ (2022年12月11日 20時) (
レス) id: 6ed7129851 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - めっちゃ夢主ちゃん好きです！！ (2022年12月8日 20時) (レス) @page46 id: a2e7ecf5df (このIDを非表示/違反報告)
六時の虹(プロフ) - 黒砂糖パフェさん» ありがとうございます！忍たまキャラは近いうちに必ず出すので、それまでこの小説に付き合っていただければ幸いです！ (2022年12月6日 22時) (レス) id: 6ed7129851 (このIDを非表示/違反報告)
黒砂糖パフェ(プロフ) - とても面白いです！早く忍たまのキャラが出てくるところを見てみたいです。頑張ってください！ (2022年12月5日 19時) (レス) @page44 id: ebc4dd80bc (このIDを非表示/違反報告)
六時の虹(プロフ) - (名前)カノンさん» コメントありがとうございます。パスワードをかけている作品は、お恥ずかしながら完全に更新が止まっているものでして…。それでもよければ、どうぞよろしくお願いします。 (2022年11月6日 23時) (レス) id: 6ed7129851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六時の虹 | 作成日時：2022年6月11日 17時
