「貴女が噂のモテ柱ね！」『いや違えよ』

炭治郎と禰豆子 ページ9

胡蝶「…」

冨岡「…」

胡蝶「…どうして邪魔をするんです？冨岡さん」

『…あたしも気になるんだが』

冨岡「………」

胡蝶「そんなだから、みんなに嫌われるんですよ」

『いやしのぶ、それはまず…』

炭治郎「…」

冨岡「……………俺は嫌われてない」

胡蝶「ああ…それ…すみません、嫌われている自覚がなかったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです」

『！』

冨岡「！」

炭治郎「！？」

冨岡「………俺は嫌われてな『いいから！』」

『…もういいから！なんでこの鬼を斬ったらだめなのか早く言え！』

胡蝶「…ぼうや、危ないですから離れてください」

炭治郎「いやっ、あの、妹なんです！」

胡蝶「……そうなんですか…可哀想に…」

『………あれ鎹鴉(かすがいがらす)じゃね？』

胡蝶「…」

冨岡「…」

炭治郎「…」





鎹鴉「伝令！伝令！カァーッ！」





いやなんかカァーッ！ってうける。





鎹鴉「本部より伝令あり！竈門炭治郎、禰豆子、両名を拘束、本部へ連れ帰るべき！」





『…あたしが連れ帰りまーすっと』

胡蝶「あ、ちょっと！」

冨岡「…」





炭治郎と禰豆子を両肩にのせる。





炭治郎「うっ…」

『我慢しなよ、男だろ？』

冨岡「…」

『さ、本部へ連れ帰るぞー！』





全力疾走、再び。





…走りながら考える。今の下弦は弱くなったものだ。あまり人を食ってないからか。だといいけど。

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