「貴女が噂のモテ柱ね！」『いや違えよ』

にのまえさん ページ14

side にのまえ





列車内の空気が一気に強ばる。

私だって伊達に柱になれたわけじゃない。

これは…鬼の気配だ。





「切符…拝見します」

一「…ありがとうございます」





いやびびったいきなり声掛けて来んなよなまじ！！！

…なんだろう、鬼の雰囲気が…






「「きゃあああ！」」

『…いるな』

煉獄「車掌さん！危険だから下がってくれ！」

一「帯刀は許してくださいね♡」





日輪刀を構える。






『血鬼術で隠れてたのか？』

煉獄「うむ！そのようだな！だがしかし！罪なき人に牙を剥こうものならこの煉獄の赫き炎刀がお前を骨まで焼き尽くす！！！」





煉獄さんはそういうなり炎の呼吸壱ノ型を繰り出しいとも簡単に鬼の首を斬ってしまった。

…さすが柱。やっぱり強いんだ。私なんかとは…っ。





『あ、にのまえ、これやるよ』

一「…なにこれ」

『杏寿郎からくすねた飴』

一「…言いつけますよ」

『いやそれは勘弁』

一「…」

『なんか寂しそうじゃんひとりで』

一「…うざいんですよばーか(小声)」

『…お前まじその性格どうにかしろよな〜』

一「…」

『まああっちは杏寿郎と炭治郎達が騒いでるみたいだし？相席させてくれ』

一「嫌ですよ」

『聞こえな〜い』





…なんだこいつ…！なんでこんな奴がモテ柱なんだよまじ殺してえ！！！！！！！くそ！！！！！！！

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