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橙side
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病院に着くとすぐに診察と検査をしてもらった。
検査が終わると、俺だけ別室に呼ばれた。
そこで先生に言われたのは、軽めの肺炎とのこと。
そして、言われてしまった。
『気管切開をしないとそろそろ厳しい』
半年前に肺炎を起こした時、次にまた肺炎を起こしたら気管切開をした方が良いと言われていたが、こんなにも早くきてしまうとは思っていなかった。
先生が智洋にも伝えた後、俺ら2人だけにしてくれて、智洋が今どうしたいのか、どう思っているのかを知りたくて、聞いてみた。
智洋はしっかりと伝えてくれた。
智洋が伝えてくれた中で1番びっくりしたのは、俺の時間を奪ってると思っていたことだった。
それを聞いた時、この子はどこまで良い子で、そしてこんなにも我慢をしていたのかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
照「今度は、兄ちゃんの気持ち伝えてもええか？」
智「ぇえ、よ」
照『兄ちゃんな、智洋に時間奪われてるなんて1回も思ったことないよ。ともが発作起こしたり、体の向きを変えるために起きるの全然苦じゃない。むしろ、ともと少しでも長く居たいって思ってる。
兄ちゃんさ、ともが何を言いたいのか何を伝えたいのか何でも分かる。だからこそ、ともが今まで沢山我慢やしんどい思いしてきた事も知ってる。せやけど、もし智洋に少しでも生きたいっていう気持ちがあるなら、生きて欲しい。」
智「(瞬き1回)」
照「出来ることが少なくなったり、自分の思いを伝えられなくなるって物凄く怖いよな。
でも、兄ちゃんや�陲舛磴鵑話厖里�何を伝えたいのか絶対に分かるし、意地でも読み取るよ。
自分のことを分かってくれる人が1人でもいると思ったら、少し心強いと思わん?」
智「(瞬き1回)」
照「せやから、兄ちゃんの我儘かもしれんけど、これからも智洋には生きて欲しい。」
智「ぉえ、ぃき、たぃ(俺生きたい)」
照「じゃあ、生き切ってやろうや！」
智「ぅん、ぁく、さん、ぃき、ぅ(沢山生きる)」
照「智洋、ありがとう。」
智「ぉち、ぁあ、ぉそ、ぁい、ぁと(こちらこそ、ありがとう)」
こうして、智洋は生きることを選んだ。
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小夏(プロフ) - 優さん» 優様、コメントありがとうございます。御指摘頂いた箇所を修正致しました。御丁寧に教えて頂きありがとうございました。 (2022年7月16日 14時) (
レス) id: 3e3a3334da (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 失礼します。この作品は二次創作でありながらオリ/ジナル作品になっています。ルール違反なので、オリジ/ナルのタグをきちんと外していただくようお願いします。作品を作られる際はルールをよく確認されて下さい (2022年7月16日 14時) (レス) id: 09c503bb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小夏 | 作成日時：2022年7月16日 14時
