続幸平の娘は地獄の合宿に行くようです【食戟のソーマ】 (ページ43)

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遠月を巡る因縁3 ページ43

恵と別れバスに乗り込むA

『ん…?
(あっ…!
手ぬぐい…
部屋に干しっぱなしで来てしまった!!)
やばいっ…!』

バスを降りホテルへと戻ったAはすぐに手拭いを見つけ駐車場へと戻った

『ふー…
見つかってよかったー
よっと…
!?』

乗り込んだバスは遠月が契約している農家などが乗っているバスだった

※高速バスなどが密集すると非常に間違いやすくなる
バスを離れる時は必ず駐車場位置やナンバーを覚えおくことがいいでしょう

｢おぉ!
お前さんはスフレオムレツの子じゃな!｣

『あ…
鶏卵の…』

｢ありゃあなかなかの出来だったよ｣

『あの』

Aは徳蔵に近づき

『卵いくつもダメにして…
すいませんでした!』

頭を下げた

｢………
そうじゃな…
徳蔵印の卵を贔屓にしてくれるなら構わんよ
いつか
お前さんの持つ店でな｣

『……!
はい…!』

頭を上げ返事をしたA

｢ウチのさやいんげんも頼むぞ君ぃ!｣

｢お嬢さん
せんべい食べるかい?
のど飴も持っていきなさいな｣

『ありがとうございます～
ってこんな事してる場合じゃない』

せんべいやのど飴を貰いAはバスを降りると駐車場にはバスが出発しており1台もなかった

『(置いていかれた)
合宿は終わったのに何この大ピンチは…』

だがAだけではなかった

｢な…な…
なんで君がここに…!?｣

キャリーケースを引いていたえりな

｢薙切お嬢様!
車の手配出来ました
ちょうど1台だけ出せる車が…
…そちらも乗り遅れた学生さんで?｣

結局ホテルの人が手配した車でAとえりなは乗った