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東から来た魔術師4 ページ5
「堪能しました〜…」
はふーと日向子は満足気だった
「オイ
どうだよ水原?
お味の方は?」
「四宮に関する記憶を消して食べられたら完璧だった」
「へぇ…
そいつは気の毒だ」
小次郎の表情はとてもいい表情(悪い意味で)していたという
「ｰｰｰｰしかし意外だったな四宮…
俺はてっきりお前の店…
『SHINO'S』の看板料理(スペシャリテ)が食えると思っていたが」
小次郎は眼鏡を拭いていた
「ハハッ…
冗談きついですね堂島さん…
相手はまだ学生ですよ
俺がそんな無慈悲な真似するとでも?」
「(やりそうだ…)」
「(二度と料理ができなくなる程叩き潰しそうだ…)」
笑っている小次郎に対しドナードと関守は四宮ならやりかねないと心の中で思った
「……」
そんな小次郎を堂島は見ていた
「(美食の激戦区パリの一等地に店を構え戦い続ける新進気鋭のシェフ
『俺が学生なんかに負ける事などありえない』
という
至極真っ当な驕り
つけいる隙があるとするならｰｰｰｰ)」
スッ
「どうぞお召し上がりください…!」
次は恵の番
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作者名：レンサ | 作成日時：2019年2月13日 0時
