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敗北の苦み4 ページ17
｢心配したんだからね!!
卒業生に食戟を挑んだって聞いて…
アンタら二人とも退学にされちゃうかもって思って…｣
間髪入れずにAの服を掴みガクガクと揺らす悠姫に恵と涼子が止める
｢悠姫っ
落ち着いて!
幸平さんへの攻撃は的外れだわ!｣
｢そ､そうだよ〜!
Aちゃんがいなかったら私は落ちてたんだよ…!｣
2人のおかげで悠姫は止まった
｢あ
それもそうか…
う…
えっと…
うぅ…｣
ガバ
｢うぉおおお涼子ー!!｣
勢いよく涼子の腰に抱きつく悠姫
｢憤りをぶつける先が見つからないからって私にしないでよ
でも本当によかった
二人が無事で…!｣
悠姫の頭を撫でる涼子も安心したのか涙が出た
｢幸平…｣
不意に伊武崎に声を掛けられA
｢右手…
どうした?
大丈夫かよ｣
『………』
さっきぶつけた時にできた怪我だったがAは黙ったまま皆の様子を見て口角を上げた
『へへっ…
何でもないよっ』
Aは何でもないかのように振舞った
『よし!
今夜は花札選手権を開催するよ!』
｢えぇ〜
今から!?｣
｢だからさぁ!
何で自動的に僕の部屋に集まるんだよ!!｣
｢幸平ぁー
生きてたかー!?｣
｢ぎゃああっ｣
極星寮メンバーが集まり夜は更けていくのであった
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作者名：レンサ | 作成日時：2019年2月13日 0時
