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敗北の苦み3 ページ16
｢あわわわっ!?
悠姫ちゃんたちからの着信がたくさん…!｣
『先に部屋に戻って顔見せてきなよ
私はゆっくり帰るからさ』
｢うん!
い…
急いで行ってくるね…｣
恵はそう言って行こうとしたが1度止まった
｢あのっ
Aちゃん…
本当に…
ありがとう
私…
この思いをぜったいに忘れません!｣
『皆心配してる
早くいきなよっ…』
先にホテルに戻った恵
ゴッ
Aは拳を壁に勢いよくぶつけた
『(負けた
負けた
負けた…)
くやしいっ…』
その姿を建物の中で堂島が見ていた
｢(あの場において幸平A
ただ一人か本気で勝つつもりでいた…
ーそれもまた料理人に必要な素養だ
勲章を獲ると本気で誓い旅立った若き日の四宮のようにー)｣
しばらくしてホテルに戻ったA
ガチャ
『ただいま…』
部屋に入ろうとした時
｢幸平ぁー!!!
どんだけ無謀かますのよアンタはぁー｣
ペち〜んと悠姫の平手打ちをくらったA
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作者名：レンサ | 作成日時：2019年2月13日 0時
