幸平の娘 番外編

ハロウィン2 ページ5

「あの子可愛い〜」

「ほんとだ
一緒に写真撮ってくれるかな?」

買いに来た人はAを見ていた

「あのすいません」

2人の女性がAに近づいてきた

『何ですか?』

「写真一緒に撮ってもらっていいですか?」

『いいですよ』

するとAは1人の女性の背後に回り首筋に口を近づけた

もう1人の女性はチャンスと言わんばかりにスマホのシャッターを押した

まるで人間の血を吸うかのような様子だった

一緒に写真を撮った女性は赤面していた

「あ､ありがとうございました!!」

「ちょっと!!」

女性2人はそそくさと場を去った

「幸平
大胆な事するね〜」

『いや
吸血鬼ってこんな感じじゃないの?』

さも当然のように言ったA

「「「(こいつ天然か?)」」」

これには悠姫を始め皆思った

「見て見てAちゃん」

恵はスマホをAに渡した

『これってさっきの人のSNS?』

そこにはさっき撮った写真が投稿されていた

【遠月学園のハロウィンイベントに来てます
ある生徒と一緒に撮りました
まさかこんな写真を撮るなんて…】

「「「……」」」

「前から思ってたけど幸平って色気あるよね…」

その後その投稿が瞬く間に拡散されそれを見た客たちが写真を一緒に撮って欲しいと言われAは対応で忙しかった

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