幸平の娘 番外編

もしも弟がいたら2 ページ12

〜翌日〜
朝9時

Aと恵は寮を出てタクシーに乗った

『ん
創真からだ』

Aは目スマホのメールを開いた

『今向かってるから病室で待っててっと…』

メールを送りスマホをポケットにしまった

「お客さん方着きましたよ
〜〜円になります」

『ありがとうございました』

運転手にお金を渡しAたちはタクシーを降りた

「病室は分かるの?」

『うん
個室なんだって
ここの病院には創真のことでお世話になってるからね』

話がひと段落して時丁度エレベーターが降りてきて乗った

『ところで恵何持ってきたの?』

恵は小さな保冷バックを持ってきていた

「これねゼリー作ってきたんだ
果物たっぷりのゼリー」

『ありがとう
創真も喜ぶと思うよ』

目的の階に止まりエレベーターを降りた

「あらAちゃん
久しぶりね」

『お久しぶりです
創真の具合は…』

「今検診終わって明後日には退院できるって」

『本当ですか?
よかった』

安堵の表情を浮かべて看護師と別れ創真の病室に着いた

コンコン

『創真いる?
入るよ』

扉ををノックして入った

「姉ちゃん!」

ベットから降りて小走りで近づいてきた創真だったが

ペシッ

「痛っ!
何すんだよ姉ちゃん!!」

軽く創真を叩いたA

『病人は大人しく寝てろ』

「だって暇なんだんもん
ってその人誰?」

創真は恵の存在に気づきAの後ろに隠れた

「初めまして
私は田所恵です
お姉ちゃんと一緒の寮に住んでて同じ学年だよ
ろよしくね」

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