入学編 エピローグ4 ページ31
5月
私と深雪は花束を持って病院へ足を運んだ
今日で壬生先輩が退院するのでそのお祝いというわけで
玲『花束なんてわざわざ持参しなくても良かったんじゃないか?
デリバリーで届けた方が楽でしょ』
深雪｢いいえ
こういうものは自分の手で持っていくことに意味があるのです!｣
病院へ入り壬生先輩の所へ行こうとするが既に先客がいた
深雪｢あれは…
桐原先輩ではありませんか?｣
先輩たちの様子を見ればとてもいい雰囲気であることが遠くでも分かる
エリカ｢桐原先輩
毎日さーやの所に来てたんだって｣
後ろから急に出てきたエリカ
深雪｢エリカ!!｣
玲『さーやって…
壬生先輩のことか?
随分親しくなったんだな』
エリカ｢まーね!｣
エリカも加わり壬生先輩たちのところに向かう
深雪｢壬生先輩
退院おめでとうございます｣
壬生｢司波さん達…
ありがとう｣
?｢君が司波くんかね?｣
笑顔で花束を受け取った壬生先輩の後ろからスーツを着た男性が私に声をかけてきた
?｢私は壬生雄三
沙耶香の父親だ
少しいいかね｣
玲『はい』
私たちは場所を変えた
勇三｢…司波くんには感謝している
娘が立ち直れたのは君のおかげだ｣
玲『私は何もしていません』
勇三｢いや…
娘が悩んでいたことをわかってやれなかった
それどころかおかしな連中も付き合い始めた娘と向き合おうとしなかった
娘は君の話を聞いて久しぶりに迷うことを思い出したと言っていたよ
それが悪夢から醒めるきっかけになったと
そして
『無駄ではなかった』
そう言ってもらえて救われた…と
ありがとう｣
玲『…本当に感謝されるようなことは何も』
勇三｢…君は風間少佐に聞いていた通りの子なのだな｣
玲『風間少佐をご存知なのですか?』
勇三｢昔兵舎で起居を共にした戦友だよ
いまだに親しくさせてもらっている｣
ただの｢戦友｣ではないわね
風間少佐がそんな間柄だけで私のことを話すはずがないわ
勇三｢風間から聞いたことは他言しないから安心してくれ
本当にありがとう｣
話を終え私は深雪たちの所に戻った
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レンサ(プロフ) - 零さん» 頑張ります! (2019年2月16日 13時) (
レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き、ありがとうございます。頑張って下さい！ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 3aeee74b29 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2018年12月23日 15時) (レス) id: ac2149fdb8 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白いです。続きを楽しみにしています。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 659ff4fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。確認しなかった私のミスです。先程外しました。 (2018年10月21日 9時) (レス) id: 54802ccd7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2018年10月21日 7時
