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虫「またさやりんに殺された」
『不本意だよ、私も』
て「Aが死神説、全然あるよ」
と「ずーっとカメラ裏居んだから、そりゃ殺傷率も上がるよ」
『人をそんなナイフみたいに』
り「A〜!!頑張ってくれー!」
『いや私、出役じゃないし』
ゆ「毎回、Aちゃんがさりげに命削ってんのよ」
『今回はしばゆーも削ってたよね。いつも一番なのに』
し「そう。密かにね、嬉しいのよ」
『尊敬した、普通に』
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『あーーー!!!足!!足当たった今!!!やっぱりダメ!!上がる!!』
と「ダーメだって!頑張ろ?!」
し「出役じゃないって言っとった奴が一番叫んどる」
ゆ「ニジマスの方が怖いよ。こんなデカい人間があんなデカい声上げてたら」
と「浅谷さん!こっち!ここ、ここほら!」
『ごめんなさい!ちょっと私には無理かもしれないです!生命を感じる!!』
し「生命を感じる?!」
ゆ「Aちゃんの名シーン生まれたじゃん」
『生命が逃げてる!!ごめんなさいちょっと食べてるとこすら見るのキツそうです!!退散します!!無礼で本当にすみません!!』
ゆ「ホントに行っちゃったよ」
し「かわいこぶってるわ」
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し「Aさ、一緒に自転車乗ったよね?」
『うん』
ゆ「ビーチバレーも奇数だからって参戦したよね?」
『うん』
と「なんでそんな普通なの?」
『いや、普通じゃないって。眠いよ?』
ゆ「チャリ爆走して道ミスってたやん!」
と「ビーチバレーで、「喰らえ!変人速攻!」つって一番ふざけてたじゃん!」
し「眠そうにしろよ!」
『なーんで私、怒られてんの』
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『4時だよ〜』
と「……っ!耐えた!」
し「耐えたァ!」
『すごいよ、ホント。ずっとそこ座って見てたけど、私が身動ぎしたらちゃんと目開いたもんね』
と「しばゆー、1回危なかったの見た?」
『見た見た(笑) としみつくんがめちゃくちゃ心配そうな顔してるのが闇夜でも分かって笑った』
と「そこ?(笑) しばゆーの息の吹き返し方で笑いなよ」
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「しばゆーさん、OUTです」
『はっ?!嘘でしょ!?』
し「………うそだ」
『つい1分前まで喋っとったやん!』
し「Aがっ!Aがマネージャーとの電話に行って!!」
『嘘じゃん!今まで頑張ってたじゃんか!!』
し「喋り相手が居なくて、俺は………ッ」
『やばい。悲しすぎる』
「Aちゃん、言ってください」
『それでは僭越ながら。……しばゆー、帰宅!!!』
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作者名:蚕虫 | 作成日時:2023年10月30日 21時